補助金採択の必勝法

補助金申請でよくある4つの誤解【上手く活用できない人はコレを知らない】

2021年5月26日

最近はコロナの影響で、国が色々な補助金を出しているんですよね!うちの会社も申請してみたいです!

 

補助金申請のサポートをしていると、日々このようなご相談をたくさん頂戴します。

 

今まで補助金を申請したことのない社長様が、補助金にご興味をお持ちになっていることはとても嬉しいことなのですが、

 

皆さま、補助金のこと誤解しすぎです。

 

簡単にお金を貰えると思っている方がいらっしゃるのですが、お金はそうそう簡単に手に入るものではありませんよ?

 

本日のブログでは、

 

はじめて補助金を申請する社長様がよく誤解していること

 

をご紹介します。

 

いざ申請をする時に「あれ?思っていたのと違うぞ??」と戸惑わないためにも、本記事でサクッとポイントを確認して、勘違いをなくしておきましょう。

 

2分で読める内容です。

 

ぜひ最後までお読みになってくださいね。

 

この記事を書いている私のこと

佐藤絵梨子/会社信用クリエイター

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。同社退職後、大手企業との取引実現から銀行融資や補助金獲得まで支援するサービスを展開中。

*国が認定する経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411)です

詳しいプロフィールはこちら

誤解その1:どの補助金に申請しても同じでしょ?→×

補助金って種類がありすぎてよくわからない。でも、どれもそんなに大きな違いはないよね?

 

なんておっしゃる方がいるのですが、これは間違いです。

 

例えば、みなさんも名前を聞いたことがあるであろう次の3つの補助金は、それぞれ支援する取り組み内容がこんなにも違います。

 

補助金によって支援する取り組みは違う

補助金の名称支援してもらえる取り組み
小規模事業者持続化補助金販路開拓・業務効率化
ものづくり補助金生産性向上
事業再構築補助金事業の再構築

 

テレワーク環境の整備や、IT導入を支援する補助金なんてものもありますよ。

 

さらには、下記のような条件も補助金によって大きく異なります。

  • 補助金の対象になる会社の規模
  • 対象になる経費
  • 補助される金額の上限
  • 補助率           ほか

 

それぞれの補助金の特徴を理解して、自分の会社に合った補助金を選んでくださいね。

 

誤解その2:補助金は申請すればすぐにもらえる→×

補助金は申請すればすぐにもらえると思っている方がいるのですが、これは大きな間違いです。

 

補助金って、先にお金を使うんです。

 

お金を使う

使ったお金の一部を補助する
(補助金)

 

つまり、先に自分でお金を用意しなければいけないということ。

 

お金が手に入るのは後。

 

先にお金をもらって、「さぁ何に使おうかな〜♪」と考えるものではないんです。

 

10万円給付と同じだと思っている方がいますが、申請すれば数ヶ月でもらえるお金でもないですよ。

 

実際にお金が手に入るのは、申請してから1年後やそれ以上というものが多いです。

 

お金が入るタイミングを確認し、それまでの資金繰りを考えてから、補助金を申請するようにしてくださいね。

 

誤解その3:使ったお金のすべてを補助してもらえる→×

補助金は使った金額すべてを補填してくれるものではありません。

 

例えば、150万円の投資をしたら、その3分の2の100万円のお金を補助してもらえるというように、使った金額に対してもらえる金額の割合が決まっています。

 

この割合を「補助率」と呼びます。2分の1、3分の2、4分の3を補填する補助金が多いですね。

 

と、いうことで、

× 補助金でもらえる金額=使った金額 

  補助金でもらえる金額<使う金額

というのが正しいです。

 

「補助金が入ればお金も増えるしラッキー!」と思っている方がいるのですが、入ってくる金額よりも、使う金額の方が多いということ、きちんと理解しておいてくださいね。

 

誤解その4:補助金は苦しい会社を救ってくれるもの→×

すぐにお金をもらえるわけでもないし、もらえる金額も使った額より少ない。補助金って苦しい会社を救ってくれないじゃないか!

 

なんて声が聞こえてきそうですが、その通り。補助金は苦しい会社を救ってくれる制度ではありません。

 

補助金=会社が成長するために計画を立てて投資したお金の一部を補填してくれるもの

 

補助金は、未来ある会社を応援する制度なんです。

 

 

補助金の計画書の添削をしていると、「コロナで苦しいから助けて欲しいです」という書き方をしている方を多く見かけます。

 

でも、補助金は将来のために頑張る会社を支援するものなので、これでは採択されないんですね。

 

補助金は「コロナで辛いけれど将来のためにしっかり頑張るよ!」という思いで取り組むことが大事。これはぜひ覚えておいてくださいね。

 


いかがでしたでしょうか?

 

「補助金のこと誤解していたよ」という方も、この機会に、興味のある補助金のことを少し調べて、申請に挑戦してみてくださいね。

 

コロナで厳しい経営環境が続きますが、こんな時こそ、これからの事業計画をしっかり考え、補助金もうまく活用していきましょう。

 

 

本日のブログはここまでです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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