補助金採択の必勝法

事業再構築補助金の「強み」の正体と採択者は絶対にやらないダメな書き方

2021年12月25日

事業再構築補助金の事業計画書に書く「強み」が上手く書けなくて困っています。何かコツはありませんか?

 

本日の記事はこのような方のお役に立つ記事です。

 

事業再構築補助金の不採択コメント(※)で、「新規事業で活かす強みを明確にすると良い」と指摘された方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

※事業再構築補助金では、不採択になった方が事務局に問い合わせをすると、不採択理由を教えてもらえます。再挑戦される方は必ず確認してくださいね。

 

「計画書に強みを書いたつもりなんだけど何がいけないの?」

 

と悩んでいる社長様にもよくお目にかかります。

 

  

そのような方のために、本日のブログは、

 

事業再構築補助金で伝える「強み」の正体と効果的な書き方

 

というテーマでお伝えします。

 

 

「強み」は事業再構築補助金の重要な審査ポイントです。

 

軽い気持ちで書くのは絶対にNGですよ。

 

本記事では、強みを上手く書くコツもご紹介しています。

 

事業再構築補助金の強みの書き方としてご紹介していますが、

 

ほかの補助金や、事業計画書の作成でも役に立つ内容です。

 

2分ほどで読める内容です。

 

ぜひ最後までお読みになってくださいね。

 

この記事を書いている私のこと

佐藤絵梨子/会社信用クリエイター

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。同社退職後、大手企業との取引実現から銀行融資や補助金獲得まで支援するサービスを展開中。

*国が認定する経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411)です

詳しいプロフィーはこちら

事業再構築補助金の支援実績

  • 累計100件以上の事業計画書を添削
  • 事業計画書の作成支援で累計14件採択

事業再構築補助金で明確にする「強み」の正体

「事業再構築補助金の強みを上手く書けない」

 

「強みを明確にしろと指摘される」

 

「記載した強みの内容がズレていると言われた」

 

このような方はまず、

「事業計画書で伝えることの全体像」を押さえておきましょう。

 

事業計画書で伝えることの全体像 とても大事な内容です↓

今までのこの既存事業をしていました。コロナで大きな影響を受け再構築が必要となり、このような目標を立てました。その目標を達成するための新規事業ではこのようなことを行います。既存事業と新規事業はまったく異なるものですが、この強みや市場機会を活かして新規事業を伸ばし、再構築を成功させてみせます

 

このような流れを審査員に伝えることになりますよね。

 

もうおわかりになりましたか?

 

みなさんが明確すべき会社の強みは、

 

「”この強みがあるから再構築や新規事業は成功する”と言えるもの」です。

 

会社の良いところや、アピールしたいところをサラッと書く程度ではダメなんです。

 

では、具体的にどんなことを書いたら良いのか。

 

順に説明しますね。

 

事業計画書の全体像をもっと具体的に知っておきたいという方は、中小企業庁のこちらのYouTube動画がおすすめです。

30分近くある動画ですが、計画内容をしっかり伝えるためにも視聴はマストです。

 

公募要領に書かれている「強み」

事業再構築補助金の公募要領(補助金の説明書のようなもの)のP34〜35「審査項目」の中には、「こんな強みを伝えてね」という記載があります。

現在の自社の人材、技術、ノウハウ等の強み

 

再構築や新規事業が成功する根拠になり得る具体的な人材、技術、ノウハウなどをしっかり記載してね、ということですね。

 

もちろん、強みは人材や技術、ノウハウだけではありません。

 

でも、どのような強みを示したら良いかの参考にはなると思います。

 

確認してみてくださいね。

 

よくあるイマイチな例

「良いところ」や「アピールしたいところ」を書いてしまっている方も多いです。

 

よくあるイマイチな例

  • 商品へのこだわり
  • 代表の豊富な不動産事業の経験

 

「商品へのこだわり」がイマイチな理由

こだわりがあるだけで新規事業や再構築が上手くいくとは思えません。

 

「強いこだわりで培った●●●の技術」のようなことが言いたいのであれば、”こだわり”と書いただけでは言葉不足です。

 

「代表の豊富な不動産事業の経験」がイマイチな理由

一見良さそうに見えますが、こちらも先ほどのこだわりと同じです。

 

「その経験で得た何を武器にするの?」

 

というろこまでは、言葉にしなければ審査員に伝わりません。

 

 

ただの「良いところ」でしかなくて、強みとまでは言えないもの。言葉不足な記載が多いです。

 

注意してくださいね。

 

事業再構築補助金の強みをわかりやすく書く2つのコツ

「強み」をわかりやすく書くコツを2つご紹介します。

 

コツ①:強みを伝える理由が大事

冒頭の繰り返しになりますが、強みを書くことで審査員に伝えたいことは、

 

●●●(という強み)があるから、新規事業・再構築はうまくいきます!

 

ということですよね。

 

審査員に「そうだね、確かにその強みがあれば上手くいきそうだね」と思ってもらえる強みを記載しましょう。

 

この点を意識するだけでも、ただ「良いところ」を書くようなケースは減るはずです
佐藤絵梨子

 

コツ②:おせっかいなくらいが丁度いい

まず大前提として、審査員はみなさまの会社のことをよく知りません。

 

さきほどの「商品へのこだわり」や「代表の豊富な不動産事業の経験」と書いてあっても、

 

「そのこだわりや経験がどのようなものか」

「そこから何を得たのか」

 

なんてことまでわかるはずないんです。

 

きちんと説明しないと、新規事業や再構築を成功させる”説得力のある強みとして受けとってもらえません。

 

伝わってほしいことは、少しおせっかいなくらい丁寧に書く

 

この点を意識するようにしてください。

 

強みは第三者にチェックしてもらいましょう

申請をする前に、必ず事業計画書を第三者に読んでもらってください。

 

自分では伝わると思っても、他人が見たら全然わからないということはよくあります。

 

身近にいる奥様、旦那様、息子さん、娘さん、従業員の方々でも良いです。

 

きちんと内容が伝わるかを確認してもらってください。

 

ただ、繰り返しになりますが、審査員はみなさまの会社をまったく知らない人です。

 

できれば、あなたの会社をまったく知らない方に読んでもらいましょう。

 

そして、内容がきちんと伝わっているかを確認してもらってください。

 

必要であればご相談くださいね。

 

もっと強みを伝えたい社長様へ

事業計画書で「強み」を伝えれるのはSWOT分析の欄だけ

 

そう思っている社長様もいるかもしれませんね。

 

実は「強み」を伝える方法はもっとたくさんあります。

 

強みが力強く伝われば、より説得力のある事業計画書になります。

 

わたしがよく使う方法は、いま簡単なマニュアルにまとめています。

 

完成したら無料で配布しますので、もう少しお待ちくださいね。

 

 

本日のブログはここまでです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ご自身で事業計画書を作成されるみなさまが無事採択されるよう、応援しています。

 

事業再構築補助金の書き方記事一覧

 

審査を突破したい・良い会社だと思われたい社長様へ

  • 補助金の審査を突破したい
  • 銀行に良い会社だと思われたい
  • 大手企業と取引できる会社になりたい
  • 事業計画書で会社の良さを表現したい
  • 国の支援制度を活用して会社を良くしたい


 

このような声にお応えします。お気軽にご相談ください。
 

▶︎サービス・ご料金

詳しくはこちら
会社信用ドットコムのサービス・ご料金
サービス・ご料金

会社信用ドットコムのサービス・ご料金のページです。【補助金の審査を突破するためのサポート】【銀行から高く評価されるためのサポート】【会社の見せ方で大手企業との取引をつかむサポート】をご提供します。

続きを見る

▶︎社名

会社信用ドットコム

▶︎事務所住所

〒104-0061 東京都中央区銀座6-13-9 GIRAC GINZA8F bizcube
電話:03-4500-1527
メール:info@kaishashinyo.com

▶︎対応可能地域

全国出張・オンライン相談対応。当方事務所でのご面談、こちらから貴社へのご訪問にも対応いたします。ご相談ください。

▶︎許認可・資格

 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411)

よく読まれている記事

元・調査員が教える!信用調査が入る理由【あなたの会社が狙われるワケ】 1

信用調査が入る理由を知りたい方向けの記事。企業信用調査会社に10年以上勤務した元・調査員が、調査が入る理由と注意点を徹底的に解説します。

【事業再構築補助金】不採択になった事業計画書を採択レベルに劇的改善する書き方 2

不採択になった事業再構築補助金の事業計画書を改善したい方向けの記事。補助金の事業計画書の基本的な書き方、実際によくある不採択理由を改善するコツを解説しています。

決算書を見せたくない取引先への対処法【欲しがる理由・数字の悪さの挽回法も解説】 3

取引先から決算書が欲しいと言われたけれど、できれば見せたくない方向けの記事。取引先が決算書を欲しがる理由、よくある誤解、どの書類を渡すかを解説しました。【数字の悪さを挽回する渡し方】もご紹介しています。

【フォーマット無料配布】事業再構築補助金の事業計画書の書き方【まとめ記事】 4

事業再構築補助金の事業計画書の書き方を知りたい方向けの記事。各項目の書き方を解説した記事を一覧でご紹介する「まとめ記事」です。無料フォーマット配布中。

認定支援機関になるための2つの試験に合格しました 5

会社信用ドットコムからのお知らせです。経営革新等支援機関(認定支援機関)になるための2つの試験に合格しました。