与信管理のレベルアップ術

元調査員が教える!与信管理で信用調査会社を活用するメリット

2024年12月9日

元調査員が教える!与信管理で信用調査会社を活用するメリット|会社信用ドットコム

「与信管理では信用調査会社を使った方がいいですか?」

このようなご質問をよくいただきます。

結論からお伝えすると、与信管理では信用調査会社を利用することを強くおすすめします。

調査会社を上手く活用することで精度の高い与信管理が実現できるからです。

コロナ後に業績が回復しない企業も多く、信用不安や倒産リスクが高まる中、与信管理の妥協は自社を危険にさらします。

高精度な与信管理で安心安全な取引を行うために、信用調査会社を活用するメリットをしっかり確認しておきましょう。

追伸:記事の中で『与信管理レベルチェックシート』を無料配布しています。

この記事を書いている私のプロフィール

佐藤絵梨子(さとうえりこ)
会社信用ドットコム代表・会社信用クリエイター

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。

*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411

詳しいプロフィールはこちら

<メディア掲載情報>

■SMBCグループの経営層向け会報誌『SMBCマネジメントプラス
「危険な取引先・優良な取引先がわかる 決算数字と信用調査の活用法」

■日本実業出版社『企業実務』
「元調査員が教える!信用調査会社の上手な使い方」
「信用調査会社に会社を高く評価してもらうコツ」 など

会社信用ドットコムメディア情報

※メディア情報一覧はこちら

自社だけで行う与信管理には限界がある

自社だけで行う与信管理には限界がある|会社信用ドットコム

すでに与信管理を行っている企業の中には、取引先の情報収集、取引回避や条件の判断、定期的なチェックをはじめとする与信管理の大変さを実感している方もいらるのではないでしょうか。

取引先情報の収集・分析には手間も時間もかかります。取引可否や条件の判断も、「本当にこれで問題ないか」と不安に感じることがあるかもしれません。

「長年の取引先だから安心」

「昔から世話になっているから心配ない」

「大手企業だから信用できる」

のように、自社で行う与信判断は思い込みや情に流されやすく、審査も甘くなりやすい傾向があります。

人員や予算が限られていれば、与信管理の精度も低くなり、安心安全な取引はできません。

そのような状態にならないために、企業評価を専門に行う信用調査会社を活用することが大切です。

 

与信管理で信用調査会社を活用するメリット

与信管理で信用調査会社を活用するメリット|会社信用ドットコム

では、与信管理で信用調査会社を活用すると、どのようなメリットがあるのか。

元調査員の視点から特に重要なポイントに絞ってご紹介します。専門書や他のブログではあまり見かけないメリットもありますので、見逃し注意です。

 

必要な情報がすべて集まる

メリットの1つ目は、必要な情報をすべて信用調査会社に集めてもらえることです。

信用調査会社は企業情報を集めるプロです。自分では聞きにくい質問も、調査ノウハウを駆使して入手してくれます。

与信管理に必要な情報を一通り集めてくれるので、いざ取引可否や与信枠を考える際に、情報の抜け漏れを防ぐこともできます。

 

すぐ必要な情報が手に入る

メリットの2つ目は、必要な情報を“すぐ”入手できることです。

信用調査会社では、情報を必要とする企業のために、あらかじめ様々な企業の情報を収集しています。

インターネットサービスや報告書を通じてすぐに取引先の情報を手に入れることができますので、取引可否や条件を素早く判断したい場合に大変役立ちます。

 

危険察知の精度が上がる

メリットの3つ目は、取引先が危険な状態になった際に素早く知ることができることです。

信用調査会社は全国各地に情報網を張り巡らせています。「あの会社が危ないらしい」「このような危険な動きがあるのだけど何か知らないか」のような問い合わせ情報を通じて、企業の危機を素早く察知することができるのですね。

自社ではなかなか気づけない取引先の危険情報も、調査会社の情報を上手く活用すれば早い段階で気づき、対策を取ることができます。

元調査員としても、これは信用調査会社を活用する大きなメリットだと思います。

 

プロの視点を参考にできる

メリットの4つ目は、プロの企業評価を参考にできることです。

与信管理でよくあるご相談の1つが、「取引先の情報を入手したけれど、どう分析してどう判断すれば良いか分からない」というものですが、信用調査会社の分析評価はそのような場合に大変役立ちます。

信用調査会社は単に情報を集めるだけでなく、プロの目で分析し、評価をします。その評価を参考にすることで、取引の可否や取引額などをスムーズに決めることができるのですね。

 

取引先のデータ管理がしやすい

メリットの5つ目は、取引先のデータ管理がしやすくなることです。

信用調査会社を利用していれば「A社の調査レポートを○月○日に取得」「B社の財務データは×月×日に取得」など、情報を取得した記録を残すことができます。

過去に情報を確認したタイミングがわかるだけでなく、次回確認すべきタイミングもつかみやすくなり、チェック忘れも防ぐことができますね。

 

費用対効果が高い

メリットの6つ目は、費用対効果が非常に高いことです。

「信用調査会社は利用料が高い」という印象をお持ちの方もいますが、実際は、自社で与信管理に必要な人員を確保する方がはるかに高くつきます。

「調査レポート」は1件あたり5万円ほど、会員価格で利用したり、調査レポートの情報を凝縮した「企業データ」を上手く活用すれば、さらに安価で情報を取得することもできます。

使い方次第ですべてを自社で行うより低コストで与信管理ができるのですね。

 

信用調査会社や調査員が味方になる

メリットの7つ目は、信用調査会社や調査員を味方にできることです。

信用調査会社のレポートやデータを購入したり、有料の年間会員になっていれば、レポートやデータの使い方に困っても、調査会社に質問することができます。

もし、調査取材で訪問してきたり、電話をかけてきたりする“顔見知りの調査員”がいるのなら、その調査員に相談するのも良いでしょう。親身になってアドバイスをしてくれるはずです。

専門家の意見を聞くことで、あなたの会社の与信管理レベルをグンと高めることができますよ。

 

与信管理の妥協は命取り

与信管理の妥協は命取り|会社信用ドットコム

私はこれまで取引で大損害を受けた企業を数えきれないほど見てきましたが、取引先の倒産や多額の焦付き、トラブルの発生や詐欺被害など、精度の高い与信管理をしていれば防げたと思うものも少なくありません。

問題が起きて初めて精度の高い与信管理の必要性を痛感し、信用調査会社の活用を検討する企業も多いのですが、損害が起きてからでは遅いです。

この記事をお読みいただいている皆さまには、ぜひそうなる前に一度立ち止まって、自社の与信管理レベルを再確認し、必要に応じて精度を高める対策をしてほしいと思います。

自社の与信管理のレベルをチェックしたい方は、無料で配布している『与信管理レベルチェックシート』も活用してください。

与信管理レベルチェックシート|会社信用ドットコム

私の与信管理セミナーや個別相談で使用している実戦仕様の一品。チェックの数で現在の与信管理レベルがわかるシートです。個人事業主から売上1兆円企業まで、10年間で延べ7,000社以上の調査経験と与信管理のノウハウをつめ込みました。

無料配布はいつまで続けるかわかりません。必要とされる方は今すぐ入手して保存をおすすめします。

下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。

 

皆さまが取引先を厳しく見極め、安全なパートナーと強い関係を築くことで事業をますます成長させていかれることを心から願っています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
 
会社信用ドットコム代表 佐藤絵梨子




与信管理の個別相談
企業研修・セミナーのお問い合わせはこちら

 
ご相談内容を確認し、最適なプランやお見積をご案内いたします。


メールでお問い合わせ

お問い合わせはこちら

全国対応・24時間受付中
3営業日以内に返信いたします


電話でお問い合わせ

 03-4500-1527
受付時間:平日 10:00〜21:00

 


\与信管理の個別相談・研修・セミナーのお問い合わせはこちら/
\個別相談・研修・セミナーのお問い合わせはこちら/