元・調査員が教える!信用調査の真実

元・調査員が教える!信用調査が入る理由【あなたの会社が狙われるワケ】

2021年2月6日

元・調査員が教える!信用調査が入る理由【あなたの会社が狙われるワケ】|会社信用ドットコム

「東京商工リサーチと申します。御社に調査が入っておりまして、取材にお邪魔したいのですが」

「帝国データバンクと申します。調査依頼がありまして、お話を伺いたいのですが」

信用調査会社から突然このような連絡がきて、驚いたことはありませんか?

なぜ、信用調査が入るのか?

何の目的で調べられているのか?

その理由、知らないと危険です。

大切な取引を失うことがあるからです。

そうならないためにも、「信用調査が入る理由」をしっかり確認しておきましょう。

※記事の最後で「信用調査はどう対応すればいい?」チェックリストを無料配布しています。

この記事を書いている私のプロフィール

佐藤絵梨子(さとうえりこ)
会社信用ドットコム代表・会社信用クリエイター

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。

*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411

詳しいプロフィールはこちら

<メディア掲載情報>

■SMBCグループの経営層向け会報誌『SMBCマネジメントプラス
「危険な取引先・優良な取引先がわかる 決算数字と信用調査の活用法」

■日本実業出版社『企業実務』
「元調査員が教える!信用調査会社の上手な使い方」
「信用調査会社に会社を高く評価してもらうコツ」 

■東洋経済オンライン 2026年1月
「経営者の言動」も大きなポイントに…元調査員が明かす
【信用調査会社の評価】を上げる4つのコツ

(※Yahooニュースでも掲載) など

メディア掲載情報|会社信用ドットコム

※メディア情報一覧はこちら

信用調査とは?

信用調査とは?|会社信用ドットコム

まずは「信用調査とは何か」を確認しておきましょう。

信用調査会社の東京商工リサーチや帝国データバンクでは、信用調査を以下のように説明しています。

信用調査とは?

企業間の商取引に際し、相手方の資産や営業状況を把握し、取引の可否や与信限度などの決定材料とするために調査することです

*出典:(株)東京商工リサーチホームページ>用語辞典>信用調査より一部抜粋

信用調査とは、企業と企業が取引する際に、取引相手のことを知るために行う調査です

*出典:(株)帝国データバンクホームページ「信用調査とは」より一部抜粋

安心安全な取引をするために、取引相手のことをよく調べる。それが信用調査です。

そして、この信用調査を専門に行っているのが信用調査会社です。

国内では(株)東京商工リサーチ(株)帝国データバンク二大信用調査会社として知られています。

どちらも明治時代から100年以上にわたり、企業の調査分析を続けてきた歴史があります。

(株)東京商工リサーチ

創業:1892(明治25年)8月
設立:1933(昭和8年)5月

*出典:(株)東京商工リサーチホームページ会社概要より抜粋

(株)帝国データバンク

創業:1900(明治33)年3月
設立:1987(昭和62)年7月

*出典:(株)帝国データバンクホームページ会社概要より抜粋

信用調査や調査会社を「怪しい」と感じる経営者の方もいるようですが、信用調査は取引の中で長く取り入れられてきた商慣習です。

怪しいものではないことを知っておいてください。
佐藤絵梨子

 

なぜ突然、信用調査会社から連絡が?

なぜ突然、信用調査会社から連絡が?|会社信用ドットコム

「なぜ取引先ではなく、信用調査会社から連絡が来るのでしょうか?」

このようなご質問をよくいただきます。

その理由は、あなたの会社について知りたい企業が、信用調査会社に「調べてほしい」と依頼しているからです。

その仕組みを図で確認してみてください

あなたの会社に信用調査が入るまでの流れ

信用調査が入るまでの流れ|会社信用ドットコム

信用調査会社はあなたの会社を知りたい企業の代理人として動いているんですね。

あなたの会社を調べたい企業は、信用調査会社が収集した情報をもとに、あなたの会社について知ることができるということです。

この仕組みがわかれば、「なぜ調査会社が間に入るのか」という疑問は消えるはずです。

では次に、調査が入りやすいタイミングを見ていきましょう。
佐藤絵梨子

 

信用調査が入りやすいタイミング

信用調査が入りやすいタイミング|会社信用ドットコム

信用調査はどのような時に入るのか?

とくに調査が入りやすいタイミングはこの4つです。

信用調査が入りやすいタイミング|会社信用ドットコム

  • 新規取引が検討されている時
    例:新しく取引先を探している、取引を申し込もうとしている
  • 取引条件の変更が検討されている時
    例:取引額を増やしたい(減らしたい)、決済条件を見直したい
  • 定期的な取引先確認として
    例:年1回の取引先チェック、取引限度額の見直し
  • 状況の変化を確認したい時
    例:以前調べた時から変化がないか、気になる情報を入手したので確認したい

1番多いのは、新しく取引をするタイミングです。相手企業を調べてよく知ってから、取引を検討しようとするんですね。

そして注目すべきは、すでに取引をしている場合にも、信用調査が行われていることです。

取引条件の変更を検討する場合や、定期的なチェックの一環として、すでに取引がある場合も信用調査は頻繁に行われています。

「すでに取引がある会社から調査が入るはずがない」と思われがちですが、誤解したまま信用調査を拒否したりしないように注意が必要です。

 

取引先はなぜ『直接』調べないのか?

取引先はなぜ『直接』調べない?|会社信用ドットコム

「わざわざ調査会社に依頼せずに自社で調べればよいのに」

「うちに聞いてくれれば答えるんだから、直接調べればいいじゃない」

当然、そのような疑問が出てくるでしょう。でもこれ、納得の理由があります。

調査する側の企業が、なぜわざわざ信用調査会社に依頼をするのか、その理由を確認しておきましょう。

 

自社で調べるのは大変

取引先について知るには多くの情報が必要です。ですが、その膨大な情報を入手するには、時間も手間もかかります。

大変な作業はなるべく避けたい。なので、情報収集を専門に行う信用調査会社に依頼をして、効率的に情報を集めている企業が多いんですね。

 

信用調査会社なら自社で入手できない情報も取得できる

調べたい企業が素直に情報を開示してくれるとは限りません。その点、信用調査会社は情報収集のコツを心得ています。

必要な情報を確実に入手したい場合には、信用調査会社がよく利用されています。

 

取引先の正確な情報がほしい

自社で情報を集められたとしても、その情報が「正確か」を見極めるのは簡単ではありません。

悪い情報は隠されがちですし、良い情報ばかりで「その会社の本当の姿」が見えなくなることもあります。

そこで、企業を見るプロである信用調査会社が分析・検証した確かな情報を求め、調査を依頼する企業が多いです。

 

プロの評価を見て取引するか判断したい

必要な情報が揃ったとしても、どこを見たらいいのか、どのように判断すればいいのか、迷うこともあるでしょう。

信用調査会社は豊富な実績とノウハウで情報を分析してくれます。調査した会社の評価は、「評点」を見ればすぐわかるようになっています。

とくに国内二大信用調査会社の東京商工リサーチや帝国データバンクは、明治時代から調査業を行ってきた歴史があります。その評価を信頼して取引の参考にしている企業はとても多いです。

適切な取引判断をしたいと考えている企業は、調査会社をよく利用しています。

 

危険な兆候がないか確証がほしい

情報を集めることができても、倒産の可能性まで予測するのは簡単ではありません。

世の中には、詐欺行為を行う会社も存在します。支払遅延や突然の行方知れずも珍しくありません。

信用調査会社は経験と情報網で危険な兆候をいち早くつかみ、その企業が将来も安全か見極めます。

その確かな実績を見込んで、安全に取引を進めたい企業が信用調査会社を利用しています。


わざわざ信用調査会社会社を使って調べる理由をまとめます。

わざわざ信用調査会社を使って調査をする理由|会社信用ドットコム

「なぜうちが調査会社に調べられるんだ!」

「自社で調べないで調査会社を使うのは、何か理由があるのか…?」

と思っていた方は、このような背景も考えて、今後調査会社にどう対応していくかを検討してみましょう。

 

取引先が信用調査をする1番の理由

取引先が信用調査をする1番の理由|会社信用ドットコム

取引信用調査では、会社の基本情報から決算書の数字、将来計画まで、さまざまな項目が確認されます。

調査項目が多岐にわたるので、「何をどう評価されているのか分かりにくい」と感じる方もいるでしょう。

でも、このような一つひとつの項目を通じて、取引先が本当に知りたいことはシンプルです。

「この会社と安心して取引を続けられるかどうか」です。

取引には、業績悪化や倒産、支払・納期の遅延など、さまざまな問題やリスクが発生する可能性があります。

取引先は、そのような問題が起きるのを避けて、安心して長く取引を続けたいと思って、あなたの会社を調べています。

調査員時代、多くの経営者の方が「高評価を取りたい」という気持ちで対応されていました。そのお気持ちはよくわかります。

でも、取引先が知りたいのは「安心して取引できるか」です。これを示せないと評価に繋がりにくい。私はそれを何度も見てきました。

信用調査の対応では、まず「どうすれば、この会社となら安心・安全に取引できると感じてもらえるか」という意識を持つこと。ここが大切なポイントになります。

 

企業評価は情報の出し方で決まる

企業評価は”情報の出し方”で決まる|会社信用ドットコム

ここまで、あなたの会社に信用調査が入る理由や、相手が知りたがっていることについてお伝えしてきました。

最後に大切なことをお伝えします。

それは、信用調査は対応次第、伝え方次第で評価が変わるということです。

本来はどれだけ素晴らしい会社でも、実力があろうとも、対応や伝え方を間違えば高評価にはなりません。

対応や伝え方が悪いと、調査員はあなたの会社の良さを理解できないからです。

その評価を見た「あなたとの取引を考えていた企業」から、取引を断られてしまうこともあります。

信用調査が入るのは、相手があなたの会社を知ろうとしている証拠です。適切に対応すれば、取引は実現します。

ただ、「適切な対応」の具体的な中身は、一つの記事では伝えきれません。

まずは、以下のチェックリストで「自社の調査対応に問題がないか」を確認してみてください。

信用調査対応レベルチェックリスト|会社信用ドットコム

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    次回の記事では、「東京商工リサーチ・帝国データバンクの評点を上げるポイント」を解説します。

    本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

    会社信用ドットコム代表 佐藤絵梨子

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