こんばんは。
 会社信用ドットコム代表の佐藤絵梨子です。
あっという間に、
 今週も金曜日になりましたね。
今週も経営者の皆様は、
 さまざまな判断を迫られたことと思います。
1週間、本当にお疲れ様でした。
週末くらいは少し仕事から離れて、
 違った角度から物事を眺めたいものですね。
そんな気持ちでいた先日、
 私に素敵な出会いがありました。
妹から「お姉ちゃんお酒送ったよ」と
 日本酒の飲み比べセットが届いたのです。
実は私、日本酒選びはかなりの堅物。
 いつも老舗や伝統のある銘柄ばかりを選んでしまいます。
ですので、
 妹が選んでくれる新しいお酒との出会いには、
 いつも新鮮な驚きがあります。
今回届いたのは「ICHID°(イチド)」という、
 とてもモダンな印象のお酒でした。
スパークリング日本酒がメインのブランドで、
 伝統的な日本酒のイメージとは一味違う
 新しい提案をしている造り手だそうです。

異なる種類の2本セットでした
 
 さっそく味わってみると、
 私の既成概念を良い意味で裏切る味わい。
繊細な泡立ちと爽やかな香り。
 これまで経験したことのない、
 新しい日本酒の可能性を感じる一杯でした。
このお酒、
 100年続く老舗で醸造されているそうです。
すみきった伏流水と東北の酒米を使い、
 和釜での蒸しや木製道具を使った手づくり麹など、
 一切の合理化を排除した丁寧な造り。
東京商工リサーチの調査員時代、
 日本酒を扱う多くの酒屋や飲食店の店主と
 お話しさせていただく機会がありました。
そこでの経験から言えるのは、
 「良い酒は、良い会社から生まれる」
 ということ。
このお酒からも、
 造り手のこだわりと真摯な姿勢が伝わってきました。
このブランド名「ICHID°」には、
 3つの意味が込められているそうです。
まず「角度の一度」。
 日々の小さな変化を大切にする気持ち。
 頑張った自分へのご褒美として、
 毎日の少しずつの変化を祝う一杯に。
次に「出会いの一度」。
 この一杯との出会いが、
 奥深い日本酒の世界をより知りたくなるきっかけに。
そして「温度の一度」。
 冷やすことでより美味しく変化する日本酒の繊細さ。
「一度」という小さな違いを大切にする考え方。
 調査員時代を思い出しますね。
企業の評価では、
 たった1点の違いが大きな意味を持つことがあります。
例えば49点と50点。
 この1点の違いで、
 企業の評価が「要注意」か「無難」かに分かれます。
実際に私は、この1点の差で
 取引機会を失ってしまう企業を何度も見てきました。
小さな違いが、大きな意味を持つことがあるんですよね。
日々の小さな変化の積み重ね。
 一度の出会いから広がる可能性。
 そして、わずかな違いで変わる評価。
この一度の差は決して偶然ではないはずです。
小さな努力の積み重ね、
 一つひとつの品質へのこだわり、
 細部まで気を配る姿勢。
そういったものが、少しずつ、
 でも確実に信用となって形になっていくのだと思います。
妹からのプレゼント。
 普段なら手に取らなかったかもしれない新しい日本酒との出会いが、
 私たちの仕事にも通じる大切なことを教えてくれました。
造り手の思いを感じて飲むお酒もいいものですね。
皆様も今宵は、
 いつもと少し違うお酒を傍らに、
 新しい視点で物事を眺めてみてはいかがでしょうか?
また次回、
 日本酒の興味深い話をお届けできたらと思います。
それではよい週末を!
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 【ICHID°(イチド)について】
 https://1chido.jp/
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