
そのような疑問にお答えします。
認定支援機関は国に認められた中小企業経営のサポーターです。上手く活用しない手はありません。
とはいえ、全国に4万件以上存在ある認定支援機関から、自社にピッタリな1社を見つけるのは大変なこと。
そこで本記事では、素早く、自社にぴったり合う認定支援機関を選ぶコツをお伝えします。
「認定支援機関とは?」「どう検索する?」という疑問にもお答えしています。
この記事を書いている私は、130時間の研修と2つの試験に合格し、経営革新等支援機関(認定支援機関)に認定されています。
良い認定支援機関の選び方を現場目線でご紹介してます。
最後までお読みいただければ、”みなさまの会社にぴったりな認定支援機関”に巡り会えますよ。
3分ほどで読める記事です。
ぜひ最後までお読みください。
目次[非表示]
認定支援機関とは

認定支援機関という名前はよく聞くけれど、実はよく知らないという方もいると思います。
サクッと説明すると、認定支援機関は中小企業のお悩み・課題を解決する支援者です。
経営者の皆様が安心して相談できる事業者を、認定支援機関として国が認定しています。
認定されるのは税務、金融、企業財務に関する専門的知識や中小企業支援に関する実務経験が一定レベル以上ある支援者です。
主に商工会や商工会議所、金融機関、税理士、公認会計士、弁護士などが認定されています。
認定支援機関にできること

経営相談や事業計画策定、販路開拓、海外展開、資金調達など、様々なサポートしてくれます。
中小企業・小規模事業者向けの情報サイト「ミラサポ」では、次の場面で認定支援機関を活用することを勧めています。
中小企業庁のサイトには、このようなチラシも掲載されています。ご参考まで。
認定支援機関選びが大切な理由【”ピンキリ”です】

その考えはとても危険です。
というのも、認定支援機関はさきほど紹介したすべての支援を行っているわけではないんです。
「資金調達のサポートはしているけど、販路開拓の支援はしていない」
「ものづくり補助金の支援はしているけれど、事業再構築補助金の支援実績はない」
「事業計画へのアドバイスは得意だがけれど、計画書の作成は不得意」
というように、それぞれの認定支援機関でサポート内容が異なります。得意・不得意もあります。
「認定支援機関に登録できるから登録している」「登録したけれど認定支援機関としての活動はほぼ行っていない」という事業者もいます。
それぞれの認定支援機関が何を得意としているか、どれだけの活動実績・実力があるかを見極めることが大切です。

認定支援機関選びの4つのポイント
認定支援機関を選ぶポイントを4つご紹介します。
依頼する業務の理解度
認定支援機関を選ぶポイントの1つ目は、依頼する業務の理解度です。
みなさまが依頼する業務の内容や特徴を、認定支援機関がしっかり理解しているか確認しましょう。
依頼する業務をそもそも行っているのか、得意か・不得意か、過去に実績があるのか・ないのか。
問い合わせや事前相談の段階で質問をして、確認してみてください。
依頼者の業界・業種への理解度
認定支援機関を選ぶポイントの2つ目は、依頼者の業界・業種への理解度です。
みなさまの業界・業種のことを認定支援機関がよく知っているか、確認しましょう。
業界や業種に精通している認定支援機関は、的確なアドバイスをしてくれるはずです。
よく理解している認定支援機関の方が、話もスムーズに伝わりますし、みなさまも相談しやすいでしょう。
サポート範囲・方法・料金
認定支援機関を選ぶポイントの3つ目は、サポートの範囲や方法、料金です。
どこまでサポートしてもらえるのか?サポートの方法は?いくらでやってくれるの?という疑問は依頼前に確認し、自社に最適な条件の認定支援機関を選ぶましょう。
例えば、ひと口に補助金申請のサポートと言っても、
- 事業計画のアドバイスのみに特化している
- 申請準備から採択までサポートする
- 採択後の交付申請や実績報告までトータルサポートする
というように、認定支援機関によってサポートの範囲は異なります。
オンライン面談・訪問、電話での対応など、サポートの方法もさまざまです。必要な期間も違ってきますし、料金も同じではありません。
事前によく確認しましょう。
認定支援機関との相性
認定支援機関を選ぶポイントの4つ目は、相性です。
認定支援機関の実力や実績が十分でも、「どうにも話がしにくい」「コミュニケーションが取りにくい」「もっと厳しい方がいい」のように感じることがあるでしょう。
人間ですから、必ず相性の良し悪しがあります。
認定支援機関には、会社経営の深部まで話をしなければならないことも多いです。
みなさまが話しやすい方、この方に相談したいと心から思える方を選んだ方が絶対に上手くいきます。
無料相談や事前相談などで、相性チェックをすることをおすすめします。

【要注意】支援者が異なるケース
事前相談などで相性の良い認定支援機関を見つけたとしましょう。
現場あるあるですが、事前相談で対応した方と、実際事業計画のサポートをする方が異なるケースがあります。
スタッフが多い事務所では、事前相談は代表の先生が担当し、後々の業務はスタッフが担当するケースもよくありますね。
補助金申請の場合だと、事業計画書の作成担当、交付申請担当、実績報告担当というように、各段階で専門の担当がいるケースもあります。
外部の提携先にまるごと業務を委託するケースもありますね。

認定支援機関選びで失敗しないコツ
認定支援機関選びを成功させるために最も大事なことは、
“認定支援機関に何を求めるのか”をはっきりさせておく
これに尽きます。
1つ前のパートで認定支援機関選びの4つポイントをお伝えしましたが、ご自身が「どのような認定支援機関を求めているのか」がはっきりしていないと、上手く選べませんよね?
「依頼する業務の実績が豊富であれば他は何でも良い」
「ひたすらスピード重視」
「メールではなく直接会って相談したい」
「納得がいくまで話を聞いて欲しい」
のように、認定支援機関に求めるものをはっきりさせてから、探しはじめましょう。
認定支援機関に求めるものがボヤけていると、探すのに無駄に時間がかかってしまいます。注意してくださいね。
認定支援機関の検索方法
認定支援機関は中小企業庁の『認定支援機関の検索システム』で探すことができます。
とは言っても、「何万件もの中からピッタリな認定支援機関を探すのは難しい!」と思う方もいらっしゃるはずです。
そのような方は、次のパートをお読みになってください。
検索画面で見極めるコツ
自社にピッタリな認定支援機関を検索画面で見極めるコツは、認定支援機関の【PRセールスポイントをチェックする】ことです。
この【PRセールスポイント】は認定支援機関自身が作成した文章です。
支援の特徴やPR、セールスポイント、支援の成功事例などが255文字以内で掲載されています。
例えば、東京商工会議所の場合はこのように記載されています。
検索の段階で「PRあり」にチェックを入れておけば、PRの記載がある認定支援機関だけを絞り込むこともできます。

出典:中小企業庁 認定支援機関検索システム検索画面
認定支援機関検索システムで検索した後は、その認定支援機関のホームページのチェックも忘れずに。
サービス内容や料金だけでなく、経営理念や代表挨拶・代表プロフィールもチェックすれば、みなさまによりピッタリな認定支援機関が見つかるはずです。
認定支援機関と出会いで信用が高まる
認定支援機関は、経営改善や事業計画策定など、みなさまの会社の“重要ごと”を一緒に考えてくれる、長く付き合っていくパートナーです。
経営状況の良き理解者。困った時に頼れる心強い味方です。
自社に合う良い認定支援機関は会社の成長を助けてくれます。
会社が良くなっていけば、銀行や取引先からの評価もぐんぐん高まります。
みなさまが良い認定支援機関と巡り合えること、心から応援しています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
審査に通る会社になるメルマガ【無料】
―融資・補助金・大手企業の取引―
あらゆる審査を突破する秘訣をお届けするメルマガです。審査現場の生の情報満載です!
このような方におススメのメルマガです
- 融資の審査を確実に突破したい
- 補助金申請で一発で採択されたい
- 取引先の審査に問題なく通りたい
- 信用調査で良い評点を取りたい
- 与信管理を極めて信頼される会社になりたい
登録はお名前とメールアドレスの入力のみ。解約はいつでも可能です。
毎日登録者が増えている人気メルマガです。
メルマガ配信をご希望の方は、以下のフォームからご登録ください。