元・調査員が教える!信用調査の真実

信用調査は2回目以降が命|1回目しか対応しない会社は取引先から切られるって本当?

2026年5月27日

信用調査は2回目以降が命|1回目しか対応しない会社は取引先から切られるって本当?|会社信用ドットコム

信用調査会社の取材に一度答えただけで、「はい、終わり」となっていませんか?

2回目以降の調査が、雑になったりしていないでしょうか?

実は、あなたの取引が成功するかどうかは、2回以降の信用調査対応にかかっていると言っても過言ではありません。

対応を間違えると、大切な取引が失われることもあります。

そこで本記事では、

  • 2回目以降の調査対応がなぜ大事か
  • 失敗すると何が起こるのか

を元調査員の私が解説します。

実際に失敗してしまったR社長の事例もご紹介しています。ぜひ最後までお読みください。

※この記事は有料PDF資料「信用調査の正しい対処法」の内容を省略・加筆してお届けしています。

信用調査の正しい対処法|会社信用ドットコム

この記事を書いている私のプロフィール

佐藤絵梨子(さとうえりこ)
会社信用ドットコム代表・会社信用クリエイター

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。

*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411

詳しいプロフィールはこちら

<メディア掲載情報>

■SMBCグループの経営層向け会報誌『SMBCマネジメントプラス
「危険な取引先・優良な取引先がわかる 決算数字と信用調査の活用法」

■日本実業出版社『企業実務』
「元調査員が教える!信用調査会社の上手な使い方」
「信用調査会社に会社を高く評価してもらうコツ」 

■東洋経済オンライン 2026年1月
「経営者の言動」も大きなポイントに…元調査員が明かす
【信用調査会社の評価】を上げる4つのコツ

(※Yahooニュースでも掲載) など

メディア掲載情報|会社信用ドットコム

※メディア情報一覧はこちら

2回目以降の調査失敗で取引条件が悪化したR社長の話

2回目以降の調査失敗で取引条件が悪化したR社長の話|会社信用ドットコム

つい先日、九州のある経営者、R社長が3年ぶりにご相談に来られました。

初めてご相談に来られたのは、その後の主力サービスになる新サービスを立ち上げた頃のこと。

とある大手企業から取引の声がかかっていて、商談が進む中で先方から、

「信用調査会社で調べます」

と言われ、その対策でご相談に来られました。

入念に準備をして調査に対応したので、無事に口座を開いてもらい、直接取引が始まっていたのですが、

現在、先方からは、

「今後は指定代理店を通してほしい」

という話をされているとのこと。

実はこのようなケース、最近よく起こっています。

 

取引審査が1回きりなんてありえない

取引審査は1回きりではなく「再評価」がある|会社信用ドットコム

この記事をお読みいただいている皆さまには、ぜひ知っておいていただきたいのですが、

大手企業や上場企業のように、取引先をチェックしている会社では、一度調べて終わりということまずありえません。

最低でも1年に1回、入念に調べる会社だと半期や四半期ごとのタイミングで、定期的に取引先の最新の状況を調べています。

その定期チェックでよく使われるのが、信用調査会社のレポートや企業情報です。

その結果次第で、

・取引の継続/中止を検討する
・取引条件を見直す

というように、取引先の再評価をしているのですね。

信用調査に答えていない会社や、情報が少ない会社は、この定期チェックで条件が見直され、厳しい条件を求められる可能性があります。

R社長が、
「今後は指定代理店を通してください」
と言われたのも、まさにそうです。

 

取引を勝ち取るのは「信用」を積み重ねた企業だけ

取引を勝ち取るのは「信用」を積み重ねた企業だけ|会社信用ドットコム

さて、先ほどのR社長に最近の信用調査対応についてお話を伺ったところ、取引が始まって安心してしまったらしく、一回目の調査があった翌年の調査では、最初に比べて雑に対応してしまったかも…とのことでした。

さらにその後も、社長の不在時に調査会社から取材申し込みの電話があっても、折り返しをしなかったそう。

届いた調査票に返信をしなかったり、と対応が雑になっていたそうです。

この時、信用調査会社のデータ上でR社長の会社は、

「最近の情報が不足している会社」
「以前よりも情報が薄い会社」

になってしまっていたわけです。

そうなると、調べている側の会社は、「このままこの会社と取引をしていて大丈夫か」と不安になって、取引条件を見直しを検討し始めてしまいます。

ですので、信用調査は一度答えて終わり、だと思ってはいけません。

2回目以降も毎年情報を更新して、「この会社は安心して取引ができる」と安心感を積み重ねていく。

これが本当に大切なのです。

 

その後のR社長は…失敗から学ぶ大切な調査対応ポイント

その後のR社長は…失敗から学ぶ大切な調査対応ポイント|会社信用ドットコム

残念ながら、R社長はいま、取引先からの信用を一から取り戻さなければならない状況です。

取引審査の裏側を知る者としてお伝えしますが、正直なところ、一度このような条件見直しや代理店経由などの候補になってしまうと、状況回復はかなり厳しい。長期戦です。

相手も再度の条件変更にはかなり慎重になるからです。

最近は物価高などで経営が厳しい会社も多いですし、倒産も増えていますので、取引先チェックそのものもレベルが上がっています。

ただそれでも、

もしそこで信用調査会社にあなたの会社の最新情報があり、評価が安定していれば、「あれ?」と気がついて、考え直してもらえる可能性があります。

まずは見直し候補に入らない状況をつくっておくこと。

そして、万が一候補に入ってしまったとしても挽回できる状況をつくっておくこと。

大切な取引先から取引の見直しをかけられないように、審査対策は十分になさってください。

おひとりで対策するのが難しい場合は、個別相談でお話を伺います。

皆さまが信用調査を通じて取引先と信頼関係を築き、ますます会社を発展させていかれることを心から応援しています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

会社信用ドットコム代表 佐藤絵梨子

 


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