新事業進出・ものづくり補助金 補助金一発採択の必勝法

2026年、ものづくり補助金と新事業進出補助金が統合へ|新制度の概要と今から準備すべきポイント

2026年5月28日

2026年、ものづくり補助金と新事業進出補助金が統合へ|新制度の概要と今から準備すべきポイント|会社信用ドットコム

令和8年度から、これまで別々に募集されていた新事業進出補助金とものづくり補助金が統合され、新事業進出・ものづくり補助金として新たにスタートすることが発表されました。

どちらも設備投資を支援する人気の大型補助金です。新しい補助金がどのようなものか、注目している方も多いのではないでしょうか?

2026年5月現在、まだ正式な情報は発表されていませんが、補助金の運営事務局が決定し、少しずつ方向性が見えてきています。

この記事では、現時点で公表されている情報をもとに、新制度の概要や、今から準備しておきたいポイントについてお伝えします。

第1回公募スケジュール
年3回程募集の予定。発表され次第更新

  • 情報発表:令和8年6月頃
  • 受付開始:今後発表
  • 受付締切:今後発表
  • 採択結果発表:今後発表

この記事を書いている私のプロフィール

佐藤絵梨子(さとうえりこ)
会社信用ドットコム代表・会社信用クリエイター

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。

*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411

詳しいプロフィールはこちら

<メディア掲載情報>

■SMBCグループの経営層向け会報誌『SMBCマネジメントプラス
「危険な取引先・優良な取引先がわかる 決算数字と信用調査の活用法」

■日本実業出版社『企業実務』
「元調査員が教える!信用調査会社の上手な使い方」
「信用調査会社に会社を高く評価してもらうコツ」 

■東洋経済オンライン 2026年1月
「経営者の言動」も大きなポイントに…元調査員が明かす
【信用調査会社の評価】を上げる4つのコツ

(※Yahooニュースでも掲載) など

メディア掲載情報|会社信用ドットコム

※メディア情報一覧はこちら

新事業進出・ものづくり補助金とは

新事業進出・ものづくり補助金は、これまでの「ものづくり補助金」と「新事業進出補助金」が統合された補助金です。

国が、中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために創設した制度で、多額の予算が組まれています。

⚫︎技術的革新性のある製品・サービス開発

⚫︎既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出

⚫︎海外市場開拓(輸出)

を行うための設備投資に対して、投資額の一定割合が補助される予定です。

 

3つの申請枠・類型

新事業進出・ものづくり補助金では、3つの枠・類型が設けられます。

  • 革新的新製品・サービス枠
  • 新事業進出枠
  • グローバル枠

今後公表される正式な募集要領や詳細情報を確認して、自社の事業計画がどの枠に該当するかを見極め、最適な枠・類型で申請しましょう。

 

補助金額・補助率

新事業進出・ものづくり補助金は、これまでの新事業進出補助金、ものづくり補助金を引き継いで、大きな金額を補助してもらえる制度になっています。

補助金額・補助率

枠・類型補助上限額
補助率
革新的新製品・サービス枠5人以下:750万円   (850万円)
6~20人:1,000万円(1,250万円)
21~50人:1,500万円(2,500万円)
51人以上:2,500万円(3,500万円)
1/2、小規模・再生2/3
※最低賃金引上げ特例:補助率を2/3に引上げ
新事業進出枠20人以下:2,500万円(3,000万円)
21~50人:4,000万円(5,000万円)
51~100人:5,500万円(7,000万円)
101人以上:7,000万円(9,000万円)
1/2
※最低賃金引上げ特例:補助率を2/3に引上げ
グローバル枠2/3

※補助上限額のカッコ内は大幅賃上げを行う場合

従業員数に応じて、革新的新製品・サービス枠では最大750万円~2,500万円、新事業進出枠・グローバル枠では2,500万円~7,000万円まで補助されます。

さらに、小規模企業や、最低賃金引き上げの特例に該当すると、補助上限額や補助率はさらに大きくなります。

適用条件などの詳細は、今後発表される最新情報を確認しましょう。

 

公募スケジュール

新事業進出・ものづくり補助金は、2026年度末までに3回程度の公募が行われる想定です。

募集締切後2~3か月あけて、次の回の募集が始まるようなスケジュールになると思います。

採択予定件数は計6,000件程度の想定です。

具体的な公募時期や申請受付期間、採択時期は、今後開設される公式サイトや公募要領をこまめに確認しましょう。

詳細は2026年6月頃に発表されると見られています。

 

審査突破の難易度

新事業進出補助金とものづくり補助金は、どちらも近年の採択率は30%前後で、かなり狭き門になっています。

もともと応募数の多い人気補助金ですが、新制度はその人気補助金2つが統合され、注目度も相当高いです。

今まで以上に応募が集中する可能性がありますので、審査突破の難易度はかなり高くなることが予想されます。

申請書類にも計画の詳細を記載することが求められ、審査基準も厳しいものになるはずです。締切直前にさっと考え準備をするのでは、書類審査は通過できないでしょう。

本気で補助金獲得を狙う方は、次のパートでお伝えする今からできる準備をしっかり確認してください。
佐藤絵梨子

 

補助金獲得に向けて今すぐできる準備

本気で採択を目指す企業ほど、募集開始を待つのではなく、早い段階から準備を進めて申請に挑戦します。

今すぐできる準備がありますので、重要度の高い3つをお伝えします。

 

金融機関に融資の相談をしておく

補助金は原則、後払いの制度です。

設備投資で必要になる資金は、まず自社で先に用意しなければなりません。

金融機関から融資を受ける場合は、必ず補助金を申請する前に相談をしておきましょう。

補助金で採択されたら、金融機関も絶対融資をしてくれる思っている方がいますが、そうとは限りません。採択されてから融資の相談をして、結局借りられなかった、というケースがよく起こっています。

必ず事前に相談をして資金調達の段取りをつけておいてください。

補助金と融資では審査ポイントが違いますので、相談をする時は、補助金申請書類とは別に、金融機関向けの説明資料を用意した方がいいです。

準備や面談、審査にも時間がかかりますから、早めに取り掛かりましょう。

 

加点項目の準備をしておく

競争率が高い補助金の審査では、加点項目が採択結果に大きく影響することがあります。

加点とは、対象の取り組みを行っていると、審査でプラスの評価が与えられる仕組みです。

現時点で正式な情報は発表されていませんが、新事業進出補助金やものづくり補助金では、

・パートナーシップ構築宣言
・女性活躍推進に関する認定
・ワーク・ライフ・バランス等推進企業認定
・事業継続力強化計画

などが加点対象になっています。

こちらは、新しい補助金でも加点対象になる可能性が高いはずです。

中には、準備から認定取得までに数か月かかるものもありますので、補助金の詳細が公表されてから動き始めたのでは、加点取得が間に合わないこともあります。

加点項目は補助金以外でも役に立ちますので、補助金の情報が出たら…と思わず、加点対象になるであろう制度を見極めて、早めに準備をしておきましょう。

何をしたらいいかわからない方は、専門家に相談することをおすすめします。

 

設備投資と売上アップによる税金対策を考えておく

設備投資をするなら、補助金だけでなく、税金対策も含めて考えておくことが大切です。

例えば、

・経営力向上計画
・先端設備等導入計画

など、計画を作成して国の承認を受けておくことで、固定資産税の軽減や税制優遇を受けられる制度もあります。

制度の中には、設備投資を行う前に承認を得ていないといけないものや、申請から承認取得までに数か月かかるものもあります。

補助金の詳細情報が出てから、採択されてからでは間に合わないものもあります。

専門的な内容ですので、わからない場合は専門家に相談してください。

わからない、難しい、面倒くさいといって対策をしない方がいますが、経営者ならば、手元に現金を残すために、活用できる制度は確実に使うことを考えてください。

 

補助金獲得には1回申請が狙い目

他のどの補助金でも言えることですが、第1回公募は採択率が高い傾向があります。

確実に補助金を獲得したいなら、まずは第1回公募で申請することを目標に、準備を進めてみてください。

新事業進出・ものづくり補助金は、2026年6月頃に詳細が発表される予定です。

1つ前のパートでお伝えしている事前準備を進めつつ、情報が発表されたらまずは、

自社と計画がこの補助金の対象かを徹底的に確認しましょう。

補助金申請のご相談に来られる方のお話を伺っていると、「この計画は、この補助金ではちょっと難しい…他の補助金でないと採択は無理」と思うケースにもよく遭遇します。

例えば、ご自身では革新的な計画だと思っても、その補助金の定義ではそれは革新的とは言えない。他社と比べられたら負けてしまうケースもそうですね。

補助金申請では、まず第1に、自社が確実に対象になる補助金を選ぶことが大切です。

対象かどうかの確認が甘いまま申請しても、採択されず、時間と手間が無駄になるだけです。

そして、最適な補助金を選んだあとは、早めに事業計画書の作成に取り掛かりましょう。

簡単そう、すぐ書けそうと思っても、実際取り掛かってみると、かなり時間がかかります。

むしろ、簡単に作成できてしまうのは危ない。決まりごとや審査基準に沿って作成しようと思ったら、普通は時間がかかるはずです。

どう書いたらいいか迷う方には、補助金の事業計画書の添削や書き方指導もしています。

実際にご相談いただいた経営者の方からは、

・相談したことで審査ポイントを外さずに作成できた
・審査員が何をどう評価するのかわかった
・作成前に相談したことで記載する内容を整理できた
・書き方が採否に影響すると思わなかった
・計画をどう表現するかで評価が変わることがよくわかった

というお声をいただいています。

もし、あなたが、

  • 何をどう書けばいいかわからない
  • 作成しようとすると、手が止まってしまう
  • どの記載が採択の決め手になるか知りたい
  • 専門家の意見を聞いて、記載する内容を整理したい
  • 作成した事業計画書を専門家にチェックしてもらいたい
  • どのような事業計画書なら採択されるか知りたい

と思っているなら、

補助金の事業計画書の添削・書き方指導でご相談ください。

補助金の事業計画書の添削・書き方指導|会社信用ドットコム

→添削・書き方指導の詳細はこちら

みなさまが補助金を獲得し、事業をますます成長させていかれることを願っています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

会社信用ドットコム代表 佐藤絵梨子

 


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