良い会社に見せるとっておきの秘策

赤字続きの会社は必須!悪い評判を食い止める情報対策

2021年3月25日

こんにちは。

会社信用クリエイターの佐藤絵梨子です。

 

長く会社を経営していると、業績が思うように伸びないこともありますよね。

 

経営者のみなさまは、赤字が続いてしまった時にはどのような対策をしていますか?

 

業績を回復させる努力は、もちろんなさっていると思います。

 

では、情報対策はいかがでしょうか?

 

本日のブログは、

赤字が続いた時に必ずするべき情報対策

についてお伝えします。

 

みなさまの会社で赤字が続くと、まわりの会社は不安を感じはじめます。

 

このタイミングでしっかりした情報対策をしておかないと、会社経営がより厳しくなってしまうかもしれません。

 

ぜひ最後までお読みいただいて、しっかり対策をなさってください。

 

この記事を書いている私のこと

佐藤絵梨子/会社信用ドットコム代表

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。

*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411

詳しいプロフィールはこちら

赤字が続くと起こること

赤字が続くと、みなさまの会社に対する信用不安が広がります。

 

「この会社、本当に大丈夫なの?」

と感じる会社が増えるということですね。

 

赤字が続くと周りで起こり始めること

  • 悪い噂が広まり始める
  • 既存取引先から探りが入る
  • 銀行の対応が厳しくなる
  • 信用調査が頻繁に入る

 

情報対策をしないと、取引を断られたり、取引条件が厳しくなったりします。

 

資金調達までしづらくなって、どんどん経営が厳しくなってしまうことも多いです。

 

不安情報は絶対にそのままにしてはいけません。

 

まわりの不安を和らげ、信頼を回復するためには情報対策が必要

業績回復のために翻弄する会社は多いと思いますが、情報対策をおろそかにしている会社は多いです。

 

延べ7,000社の会社を調査してきた経験から断言しますが、

まわりの会社が不安を感じている時にそれを和らげ、信頼を回復させる1番の方法は、

”その会社が正しい情報をきちんと公開すること”

です。

 

取引先や銀行などは業績がイマイチと知れば、情報の真偽を確かめるために、ありとあらゆる情報を集め、対策を立てようとします。

 

大手や一流企業になればなるほど、しっかり情報を集めようとします。

 

情報対策をしないままだと、どんどん悪い情報と憶測だけが広がって、

しまいには、

  • 取引を断られる
  • 取引条件が厳しくなる
  • 資金調達がしづらくなる

というように、経営環境がさらに厳しくなってしまいます。

 

業績を回復させる環境をつくるためにも、しっかりと情報対策はなさってくださいね。

 

情報対策で押さえておくべきポイント3つ

情報対策で押さえておくべきポイントを3つご紹介します。

 

当たり前に感じることもあるかもしれませんが、不安情報はほっておくとどんどん拡大する怖いものです。

 

絶対にないがしろにはしないで、これでもか!というくらい確認して、しっかり対策をとってくださいね。

 

情報を隠すと相手の不信感は強まりやすい

情報を下手に隠すと、まわりは最悪のケースを想定して動くしかありません。

 

甘い想定しておいて、「本当はもっと悪かった」となるのは避けたいんです。

 

中でも、今まで情報を公表していたのに、急に非公開にするのが1番まわりの不安を煽ります。

 

「隠さなきゃいけないってことは、相当マズイのでは?」という悪い憶測が広がるんですね。

 

上場企業の決算発表が延期された時に、バーっと信用不安が広がるのと同じだと思ってください。

 

噂も広まりやすい

赤字が続いたりすると、良い噂も悪い噂も広まりやすいのですが、これにもパッと素早く対応した方がいいです。

 

良い噂でも悪い噂でも、事実と違うことが1番信頼を落とします。

 

「良い噂ならそのままにしておいても良いんじゃない?」と思うかもしれません。

 

ですが、

良い噂は、実は違うとわかった時のガッカリ感があったり、「やっぱり甘く考えてはダメだ」と思った相手の態度が厳しくなることも多いので、意外と怖いものなんです。

 

どちらもホームページや商談の場などでしっかり訂正して、早めに信頼を取り戻してくださいね。

 

経営者が先頭に立って信頼回復に努める

経営者のマズイ態度は、思いっきり会社の信用を下げます。

 

とくにだんまりを決め込むのがダメです。

 

会社で1番責任がある社長の言葉は、1番信憑声がある情報として受け止められます。

 

社長がだんまりだと、まわりの会社にとっては”これからどうしていくのか”について信頼できる情報がないってことなんです。

 

さらには、

ヤル気がないとも思われかねません。

 

ダンマリを決め込むよりも、確かな情報を伝える方が、よっぽど早く信頼は回復するものですよ。

 

資金繰りはものすごく注目される

会社はお金が回らなくなると潰れてしまうので、”これからの資金繰りをどうしていくか”は1番注目されます。

 

しっかり計画を立てて、それを伝え、回復に努めていることをアピールして下さいね。

 

資金繰りでは嘘やごまかしが疑われ始める

経営が厳しくなってきた会社は、どうにか会社を良く見せようとしたり、どうにかお金を繋ごうとします。

 

そうすると、粉飾決算や融通手形などの嘘やごまかしが起こりやすくなるんです。

 

赤字が続くと、そういった嘘やごまかしの可能性はないかと周りの目も厳しくなります。

 

しっかり事実を伝えて、嘘やごまかしがないことを誠実にアピールしてくださいね。

 

本日のブログはここまでです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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