
このようなお悩みを抱える社長によくお目にかかります。
「取引を減らされたらどうしよう」と不安を感じながら取引を続けていくのはしんどいものですよね。
この記事を書いているわたしは企業の信用調査会社で10年以上調査員をしてきたキャリアがあります。
延べ7,000社以上の会社を取材し、『どんな会社が取引先に選ばれるのか』をたくさん見てきた実績があります。
気持ちに余裕を持って会社を経営していきたい!と思っている方はぜひ最後までお読みになってくださいね。
この記事を書いている私のこと 佐藤絵梨子 新卒で企業の信用調査会社に入社。10年間で延べ7,000社以上を取材し、大手企業との取引は無理だと諦めている経営者が多くいることに気づき一念発起。現在は、数字に自信がない中小・零細企業が大手企業から取引先として選ばれるためのサポートを展開。ブログやツイッターでは会社が信頼されるコツを伝える。※詳しいプロフィールはこちら
会社信用クリエイター
取引が減るかもしれない不安と上手く付き合うコツ
結論を先にお伝えすると、
1つの取引にこだわりすぎないこと
です。
「この取引がなくなってもなんとかなる」
「他にもたくさん取引先はある」
このように気持ちに余裕がある状態にしておくことが大切です。
今ある取引先を適当に扱えと言っているわけではないですよ。
1つの取引がなくなったくらいでは動じないようにしておくということです。
実は、「あなたの会社との取引がなくなったら、うちの会社は困ります!」と思い続けていることはかなり危険なことなんです。
その理由と対処法を説明しますね。
取引がなくなることはよくあります
たくさんの会社を見てきましたが、取引がなくなったり、取引先が入れ替わったりすることは、しょっ中あることです。
- エンドユーザーのニーズが変化した
- 会社の都合で事業から撤退する
- ほかのサービスに力を入れることになった など
みなさんの会社が悪いわけではなく、相手の都合で取引がなくなることもよくあることです。
1つの取引にこだわりすぎていると、相手が「取引をやめる」と言った場合に、経営的にも気持ち的にも大きなダメージを受けてしまいます。
売上がガクンと減ったり、赤字になったり、他の取引ですぐには補填できなくなったり。
気持ちもすぐには上向かないですよね。
その状態からなかなか回復できなければ、まわりからも「大丈夫かな」と不安がらます。
1つの取引にこだわりすぎるとマイナスなことが結構あるんです。
取引は『全体のバランス』が大事です
取引はいくらでもなくなる可能性があります。
なので、
取引では全体バランスを上手く調整していくことが大事
になってきます。
延べ7,000社の会社を見てきて感じていることですが、
良い会社であればあるほど1つの取引に依存しません。
取引バランスの調整も上手いです。
毎年取引がある会社
何年かに1度取引がある会社
新しく取引を始めたばかりの会社
この3つのバランスが良い会社が多いです。
これなら、1つの取引がなくなっても、他の取引先があるので急激な経営悪化を防げます。
取引が切られる心配ばかりしている会社は、ほぼすべての取引が毎年取引がある会社のもので占められていることが多いです。
いつも不安を感じながら、相手の出方をうかがうことになってしまうんです。
新しい取引先を少しずつ開拓していく
1つの会社との取引が減っても大丈夫だと思えるようにするためには、常に新しい取引先の開拓が欠かせません。

なんて声が聞こえてきそうなのですが、
できます。大丈夫です。
新規開拓というのは、何もこちらから売り込むことだけではないです。
相手から声をかけてもらうことも、立派な新規開拓ですよ。
相手から声をかけてもらうには、情報公開をしておく必要があります。
まずはこちらの記事を読んで、ご自身の会社が声をかけてもらえるかどうかを確認してみてください。
こちらから売り込みをして、取引を断られ続けているという方で、
「商品やサービスの説明はバッチリなのになにがいけないんだろう・・・」
と悩んでいる方は、このあたり記事を読んでみてください。
新規開拓で見落としてしまっている大切なことがわかります。
新しい取引先をコンスタントに開拓できるようになれば、1つの取引がなくなることに不安になりすぎず、どんと構えて穏やかな気持ちで会社を続けていくことができます。
正しい方法を知り、上手くいくコツをつかんで、良い取引先を増やしていきましょう!
本日のブログはここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日の記事が、1人でも多くの経営者の方のお役に立てれば嬉しいです。
★お問い合わせやご依頼はこちらからお願いします。
★ご質問やリクエストも大歓迎です。
「こんなことが知りたい」
「こんなテーマでブログを書いて欲しい」
「取引でこんなことがあったんだけど、
何がいけなかったのか教えて欲しい」
など、お気軽にご連絡ください。