会社信用ドットコム代表の佐藤絵梨子です。
今週も金曜日。
一週間の仕事を終えて、
ほっと一息つかれている方も多いのではないでしょうか。
さて先日、
とびきり嬉しいニュースが報じられました。
日本酒好きのみなさまならもうご存じの方も多いはず。
日本の「伝統的酒造り」が、
ユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まりましたね!
実は私、
利き酒師の資格も持っていますので、
このニュースには本当に心が躍り、
お祝いで思わずとびきりの日本酒を購入してしまいました!
そのお話はまた今後にでも。
日本の伝統的酒造りは
500年以上の歴史があり、
飲み物として楽しまれるだけでなく、
豊作や収穫への感謝、神様へのお祈り、
人生の通過儀礼等の日本文化の中でも
重要な役割を果たしながら発展してきたものです。
米を蒸し、麹を作り、もろみを発酵させる。
一つ一つの工程に
先人たちの知恵と技が詰めこまれ、
世代を超えて脈々と継承され、
品質の一貫性を守り抜いてきた誇り高いものですね。
今回のユネスコの無形文化遺産への登録は、
こうした伝統の積み重ねへの評価として、
本当に喜ばしいです。
残念ながら、
国内の日本酒消費量はピーク時の
4分の1以下にまで減少しているそうです。
一方で、
嬉しいことに
輸出額はこの10年で4倍にも増え、
すでに75か国以上で愛飲されているのだそう。
各蔵元でも、
伝統的な製法を守りながら、
英語のパンフレットを用意したり
海外のコンクールに積極的に参加したり
新しい取り組みが広がっています。
東京農業大学では、
次世代を担う若手の育成に力を入れ、
地球温暖化による原料米の変化にも対応した
新しい製法の研究も進められているそうです。
長い歴史に培われた伝統と技術。
そこに国際的な評価と新しい挑戦が加わり、
日本の伝統的酒造りのブランド価値や信用は
これからも高まり続けるはずです。
みなさまも、
今週末のひとときに日本酒を傾けながら、
御社の伝統や築き上げてこられた信用について
考えてみるのはいかがでしょうか。
また次回、
日本酒にまつわる興味深いお話を
お届けできたらと思います。
それではよい週末を!