新事業進出補助金 補助金一発採択の必勝法

新事業進出補助金の申請方法と応募手続きを解説【採択必読】

新事業進出補助金の申請方法と応募手続きを解説【採択必読】|会社信用ドットコム

補助金で採択されるには、応募申請時の手続きを不備なく行うことが大切です。

本記事では、確実に申請を完了させるための手続きの手順や必要書類のチェックポイントを解説します。

※本記事は、新事業進出補助金の第2回公募要領の内容をもとに作成しています。申請時は必ず最新の公募要領を確認してください。

この記事を書いている私のプロフィール

佐藤絵梨子(さとうえりこ)
会社信用ドットコム代表・会社信用クリエイター

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。

*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411

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SMBCグループの経営層向け会報誌『SMBCマネジメントプラス』2024年12月号
日本実業出版社『企業実務』2024年12月号 など

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採択を勝ち取るために「応募申請」のミス撲滅は必須

補助金の応募申請では、多くの書類の提出や決められた手続きが必要になります。

書類はルールに沿って作成する必要があり、応募申請も決められたシステムから行う必要があります。

書類不備やルールに沿わない申請手続きは、不採択(審査に通らない)の原因になります。

仮に採択されても、後々の手続きの長期化や採択取消しになるリスクもあるので、概要をしっかり確認し丁寧に準備を進めましょう。

 

応募申請に必須のGビズIDの準備

応募申請はすべて電子申請システム「Jグランツ」から行う必要があります。

Jグランツの利用には、「GビズIDプライムアカウント」の取得が必須です。

GビズIDプライムアカウントの発行には、申請から1週間程度かかります。

混雑時や補助金締め切り前はさらに時間がかかるケースもあります。発行が間に合わない場合も締切期限の延長等には応じてもらえませんので、必ず早めに発行手続きを進めましょう。

カウントの取得からJグランツでの利用登録までの流れ

  1. GビズIDプライムアカウントの申請:必要書類(印鑑証明書など)を準備し、GビズIDの公式サイトから申請
  2. ID発行: 審査完了後、IDとパスワードが発行されます
  3. Jグランツへのログイン:IDを使ってJグランツにログインし、補助金の検索や応募情報登録等を行います。

 

申請書類の最終チェックと確認ポイント

ID発行手続きを終えたら、応募申請時に提出する必要書類を準備しましょう。

書類の中には準備に時間がかかるものもあります。様式が決まっているものや、発行日などの細かいルールが決まっている書類もあります。

提出すべき書類は申請する内容によっても異なります。必ず必要な書類一覧と様式を確認し、早めに準備を進めましょう。

以下に主な書類とチェックポイントを簡単にまとめました。参考にしてください。

主な必要書類とチェックポイント

 必要書類準備のポイント
決算書・法人の場合:直近2年間の貸借対照表、損益計算書(特定非営利活動法人は活動計算書)、製造原価報告書、販売管理費明細等
・個人事業主の場合:
(青色申告の場合)青色申告決算書における損益計算書、損益計算書の内訳、貸借対照表
(白色申告の場合)収支内訳書
従業員数を示す書類労働基準法に基づく労働者名簿の写しが必要です。申請時点のものを提出する必要があります。
収益事業を行っていることを説明する書類・法人の場合:直近の確定申告書別表一及び法人事業概況説明書の控え
・個人事業主の場合:直近の確定申告書第一表及び所得税青色申告決算書の控え
(白色申告の場合は直近の確定申告書第一表及び収支内訳書の控え)
金融機関による確認書事業計画書について金融機関等から確認を受けていることを示す書類です。所定の様式に必要事項を記載し、電子申請システムに添付申請します。
リース料軽減計算書※リース会社と共同申請する場合のみ必要
公益社団法人リース事業協会が確認した書類が必要です。
リース取引に係る宣誓書※リース会社と共同申請する場合のみ必要
共同申請をするリース会社が作成した書類が必要です。
再生事業者であることを証明する
書類
※再生事業者加点を希望する事業者のみ必要
中小企業活性化協議会等の再生計画の支援先が発行する確認書が必要です。
賃上げ計画の表明書補助事業終了後3~5年の事業計画期間において、賃上げ要件・賃上げ特例要件で設定した目標値以上の賃上げを達成することを従業員等に表明していることを示す書類。所定の様式に必要事項を記載し、電子申請システムに添付申請します。

上記以外にも細かい注意点がありますので、必ず新事業進出補助金の公式サイトに掲載されている公募要領で「添付書類」について確認しましょう。

決められた様式や参考様式も、新事業進出補助金の公式サイトでダウンロードできます。

書類は一つでも不足したり、有効期限が切れていたりすると不採択となります。応募前に必ず期限や漏れがないか確認しましょう。

 

事業計画書の重点チェック

申請書類の中でも、事業計画書は採択・不採択が決まる最重要書類です。

新事業進出補助金の事業計画書は、電子申請システムに直接入力します。いきなりシステムに入力するのではなく、あらかじめWord等で内容を作成しておきましょう。

新事業進出補助金の公式サイト「事業計画テンプレート」が掲載されています。

また、採択される事業計画書にするためには、以下の2点が必要不可欠です。

  • 事業計画書に記載すべきポイントを確実に記載する
  • 審査で見られるポイントを意識して記載する

新事業進出補助金の公募要領には、『事業計画の記載内容』『審査項目』が記載されています。よく確認し、記載漏れや審査ポイントとズレがないよう、丁寧に作成しましょう。

他の補助金やこれまでの経済産業省系の補助金と比べても、新事業進出補助金の事業計画書の作成難易度は高いです。

貴社が作成した事業計画書の「添削・書き方チェック」も行っていますので、ご希望の方は下記詳細からお申し込みください。

◆補助金の事業計画書の添削・書き方指導

 

電子申請システム「Jグランツ」による応募申請

新事業進出補助金の応募申請は電子申請システム(Jグランツ)から行います。

応募申請は、一度完了すると原則として修正・差し替えができません。

書類の中身を念入りに確認することはもちろん、下記の入力内容や添付方法もよく確認し、ミスがないように慎重に手続きを進めてください。

Jグランツの入力添付で特に注意すべきポイント

  • 入力内容の整合性:Jグランツに直接入力する情報(代表者名、法人名、連絡先など)に間違いがないか確認する
  • ファイル形式と容量:すべての添付ファイルが指定されたファイル形式、ファイル名であり、ファイル容量制限を超えていないか確認する
  • 必須添付書類の最終確認:Jグランツのシステム上で、すべての必須書類が正しく添付されているか確認する。添付すべき箇所に書類が添付されているか、異なる箇所に添付していないか確認する

 

まとめ

補助金で確実に採択されるためには、応募申請の書類や手続きミスは絶対になくしておきたいところです。

実際に応募申請を終えた事業者様からは、「思っていたよりも、書類準備やJグランツの入力・添付にかなり時間がかかった」という声がよく聞かれます。

締切直前に準備をすると、時間が不足したり、レベルの低い書類になったり、添付や入力のミスにもつながりやすいです。

私の肌感覚では、新事業進出補助金で採択される事業者様は申請1か月半ほど前から、計画の精度を高めつつ、丁寧に書類や手続きの準備を進めているケースが多いです。

余裕を持って準備を進め、ぜひ一発で補助金の採択を勝ち取ってくださいね。

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\第2回公募は9月12日~12月19日18:00まで/
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