事業再構築補助金の第13回公募が始まりました。
2021年に始まった事業再構築補助金もいよいよ第13回公募で最終回です。
申請受付開始日:令和7年2月7日
受付締切:令和7年3月26日(水)18:00
採択可能性を高めるには丁寧な準備が必要です。スケジュールには余裕を持って準備を進めましょう。
この記事を書いている私は、企業信用調査会社(株)東京商工リサーチで7,000社以上を調査した元・調査員です。現在は企業審査のプロフェッショナルとして、融資や補助金の審査突破をサポートしています。
本記事では、スケジュールだけでなく、200件以上の事業再構築補助金の申請支援ノウハウから導き出した採択のコツもご紹介します。
ぜひ最後までお読みくださいね。
この記事の後半で事業再構築補助金の事業計画書フォーマット(Word形式・14ページ)を配布しています。ブログで解説している目次と各項目の書き方をまとめたガイドです。実際のフォーマットの紹介動画(GIF)も掲載中→詳しくはこちら
事業再構築補助金とは?
事業再構築補助金は、新市場進出、事業・業種転換、事業再編⼜はこれらの取組を通じた規模の拡⼤等、思い切った事業再構築に意欲を有する、中⼩企業等の挑戦を⽀援する補助金です。
第13回公募でも、ポストコロナに対応した事業再構築を行う事業者の取り組みを重点的に支援しています。
申請類型や対象、申請手続きは以下の通り。
第13回公募では、事前着手は認められていません。
設備投資完了後には実績報告書の提出が必要です。補助金の入金後、3~5年の事業計画に基づいて事業化状況報告も必要ですね。
申請するには、金融機関もしくは経済産業省が認定する経営革新等支援機関(※中小企業支援者です)に相談をして、共に事業計画を考える必要があります。
申請枠や補助金額、対象経費も確認しておきましょう。
第13回の申請枠は「成長分野進出枠(通常型)」「成長分野進出枠(GX進出類型)」「コロナ回復加速化枠」の3つです。
対象経費の特徴は建物費(改修や修繕、撤去等)が対象になることです。補助金額も大きいので、数千万円単位の設備投資を考えている事業者様は、まず申請を検討すべき補助金ですね。
補助金活用のイメージも確認しておきましょう。
申請枠の特徴や対象者、申請の手続きの詳しい内容は公募要領に記載されています。必ず確認をしましょう。
自社に最適な申請枠を選び、補助金を最大限に活用してくださいね。
事業再構築補助金の第13回公募スケジュル
- 申請受付開始:令和7年2月7日
- 申請締切:令和7年3月26日(水)18:00(厳守)
- 交付候補者決定(採択発表):令和7年6月下旬~7月上旬頃(予定)
ご注意点
事業再構築補助金は必要書類も多く、事業計画書の作成にも時間がかかります。早めに準備を始めましょう。
第13回公募の注意点と近年の主な変更点
事業再構築補助金は、申請回によって内容が変更されています。とくに第13回公募で押さえておくべき変更点を確認しておきましょう。
公募申請枠の見直し
一時は倍ほどの枠があった申請回もありますが、第13回公募の申請類型は3枠です。
「成長分野進出枠(通常型)」「成長分野進出枠(GX進出類型)」「コロナ回復加速化枠」の3つですね。
さらに、上乗せ措置として、「卒業促進上乗せ措置」「中長期大規模賃金引上促進上乗せ措置」があります。第13回の公募要領で内容をよく確認しておきましょう。
事前着手制度の廃止
以前は事前着手が可能でしたが、第13回公募では、事前着手はいかなる理由であっても一切認められません。
採択時期や交付決定時期を見据えて、事業実施のスケジュールを考える必要がありますね。
審査項目・加点項目の変更
近年の申請回では、事業再構築補助金の「審査項目」も変化しています。
再申請をする方は、過去とは審査項目が変わっていないか丁寧に確認してください。
第13回公募で審査される項目は以下の5項目です。
審査項目
- 補助対象事業としての適格性
- 新規事業の有望度
- 事業の実現可能性
- 公的補助の必要性
- 政策点
それぞれの項目の内容を詳しく確認しておきたい方は、下記をクリックして確認してください。
※必ず最新の公募要領を確認してください。
公募要領は随時改定されますので上記内容が変更されることがあります。
※「加点項目」や口頭審査の審査項目は公募要領の「加点項目」を確認しましょう。
▶事業再構築補助金の第13回公募要領はこちら
口頭審査の実施
第13回公募では口頭審査も実施されます。
すべての事業者が対象になるわけではなく、対象になった事業者のみ実施されます。
口頭審査の対象になったのもかかわらず、受験しなかった場合は不採択になります。
公募要領で「口頭審査」の部分をよく読んでおきましょう。
補助金返還や減点措置の厳格化
近年は、補助金に関する返還や減点措置が一層厳しくなっています。
補助金の上乗せ措置で申請し採択された場合でも、要件が未達成であれば、上乗せ分の返還が求められることがあります。また、虚偽の報告や事業化状況報告を怠った場合、補助金の交付取消や返還が厳しく求められます。
さらに、事務局や会計検査院による実地検査に協力しなかった場合や、口頭審査の対応者が申請者自身ではないと発覚した場合も、補助金の取消や返還の対象になります。
加点要件を満たせなかった場合は、次回以降の補助金申請で大幅な減点を受ける可能性もあります。
補助金を活用する際には、計画通りに進め、報告や検査対応を確実に行うようにしましょう。

事業再構築補助金の事業計画書フォーマット配布
事業再構築補助金もいよいよ第13回で最終回。
3月26日の申請締切を目前にして、いま必死に事業計画書を作成している方もいらっしゃると思います。
「どうにも事業計画書が上手く書けない」
「書き方のポイントがわからなくて作成が進まない」
という方はいらっしゃいませんか?
そんな方に役立つ事業計画書のフォーマットをご用意しました。
このフォーマットは、私が補助金申請をサポートさせていただく際に、経営者の方々が自分で事業計画書を作成できるよう、実際に提供しているものです。
ブログ記事でも解説している事業計画書の『構成(目次)』と『それぞれの項目の書き方』を記載したものです。
文章の穴埋めで完成するというものではなく、書き方のアドバイスやポイントをもとに、自社の事業計画をうまく文章にするための『ガイドつきフォーマット』です。
例えば、「SWOT分析」の項目では、以下のようなアドバイスを掲載しています。
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(3)SWOT分析
・新規事業との関連性を意識し、単なる項目の列挙ではなく、事業とのつながりを示す
・事業再構築で活かす強み・機会、克服すべき弱み・脅威を明確に整理する
・「このSWOT分析なら再構築が成功する」と納得してもらえる内容を意識する
・箇条書きで3つ以上の具体的な項目を挙げると伝わりやすい
・文章で記載してもよいが、以下のように表にするとよりわかりやすい。表には強み・弱み・機会・脅威を考える際のポイントを示したので、ご参考まで
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\実際のフォーマットもお見せします/
私の補助金申請サポート(着手金/成功報酬)や事業計画書の書き方を指導する際に使っているノウハウから厳選しました。
ただし、すみません。いつまで配布を続けるかはわかりません。必要とされる方におおよそ行き渡ったと感じたら、販売を取りやめます。
必要とされる方は今すぐ入手して作成を始めることをおすすめします。
ご購入後にメールで届くレシートに記載されたURLから、すぐにフォーマットをダウンロードできます。

※クレジットカード決済可能
フォーマットを上手く活用し、最高の事業計画書を完成させてくださいね。
【初回無料相談】カレンダーからすぐ日程予約!
ブログ記事や情報収集をして、事業再構築補助金について大方理解した…とは言っても、
「うちは採択可能性はある?」
「自力で申請するのは難しい」
とお困りの方もいらっしゃると思います。
このブログを書いている私(会社信用ドットコム)も認定支援機関です。
元調査員×審査突破のプロとして、200件以上の申請支援をさせていただいた実績があります。
サポートをご希望の方は、お気軽にご相談ください。
初回相談は無料です。
事業再構築補助金の申請サポート
申請準備から補助金受け取りまでトータルサポート
- 料金:着手金20万円 + 採択報酬(補助金額の10%)
- 必要期間:1か月(※加点対策をご希望の場合は1か月半~2か月)
事業再構築補助金の添削
作成済みの事業計画書を拝見し、60分のオンライン面談で改善方法をアドバイス
- 料金:6万円~
- 必要期間:最短翌日~5営業日
こちらで事業計画書の改善・修正をご希望の方も大歓迎です。
初回相談をご希望の方は、下記のカレンダーから日程を選んで、すぐご予約いただけます。
締切直前でも状況によっては対応可能な場合もあります。どうぞお気軽にご相談ください。
事業再構築補助金の第13回公募の公式サイト・公募要領はこちら
詳細は公式サイトや公募要領も確認してください。
事業再構築補助金の採択実績
会社信用ドットコムでは、第1回〜12回(2021年3〜2024年12月)で累計200件以上の申請をサポートしてきました。
すべての採択実績から、一部抜粋でご紹介します。
- 建築設計業→木製家具製造業への再構築
採択金額3,600万円 - 飲食店→持ち帰り・配達飲食サービス業への再構築
採択金額950万円 - 経営コンサルタント業→エステティック業への再構築
採択金額1,050万円 - 娯楽業→自動車賃貸業・駐車場業への再構築
採択金額2,200万円 - ソフトウェア開発→情報サービス業への再構築
採択金額3,200万円 - 中古車小売業→情報サービス業への再構築
採択金額2,500万円 - ポータルサイト運営業→スポーツ用品小売業への再構築
採択金額2,250万円 - 建築設計業→市場調査業への再構築
採択金額500万円 - 木造建築工事業→家具小売業への再構築
採択金額3,700万円 など
事業再構築補助金を確実にもらう7つのステップ
200件以上の補助金申請支援の実績とノウハウをもとに、事業再構築補助金を確実にもらうための7つのステップを解説しました。
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審査突破のプロ直伝!事業再構築補助金を確実にもらう7つのステップ【完璧ガイド】
【フォーマット配布】補助金支援実績200件以上!第1回から12回まで申請支援をした実績から導き出した『事業再構築補助金を確実にもらう7つのステップ』『後悔しないための補助金知識』をわかりやすく解説しています。第13回公募対応!
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事業再構築補助金の事業計画書の書き方の記事一覧
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