前回のブログの続きです。
よろしければ、
前回のブログもお読みください。
前回のブログでは、
BtoB(企業間取引)では、
悪い口コミがある=会社が信用されなくなる
悪い口コミがある=お取引をしてもらえない
”とは限らない”
というお話をしたのですが、
悪い口コミの中には、
お相手から
「この口コミが本当だったら取引はできないな」
と”思われやすいものがある”ので、そこにはしっかりとした対策が必要です。
本日のブログでは、
- 「この口コミが本当なら取引はできない」と思われてしまう悪い口コミの特徴
- 効果的な対策に欠かせないポイント
についてお伝えします。
すべての悪い口コミを恐れる必要はありません。
対処が必要なものだけを正しく恐れ、しっかり対策をとって信用を回復しましょう!
不安になりますよね。
このような社長の疑問にも、記事の最後でお答えしています。
結論を先にお伝えしておきますと、
「悪い口コミは本当だからうちの会社はもうダメ」
ということは決してありません。
信用を回復させる方法はあります。
ぜひ最後までお読みくださいね。
▼「具体的な対策」は③と④の記事をどうぞ▼
※この記事を理解してからお読み頂く方が効果的です
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この記事を書いている私のこと
佐藤絵梨子/会社信用ドットコム代表
世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。
*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411)
対策が必要な悪い口コミの特徴
BtoBで口コミをチェックする担当者が
「この口コミは本当なら取引はできない」
と感じやすい悪い口コミは次のような特徴があります。
対策が必要な悪い口コミ
- 情報源がはっきりしている・信頼できる
- 「聞いたもの」ではなく「経験したもの」
この2つが揃っている口コミは「信じられるな」と判断されがちです。
例えば、
- 口コミを発信した人が身元を公開している
- 口コミを発信した人がその会社の関係者
ですとか、
「〜みたいです」
「〜らしいです」
「〜なもようです」
のような聞いた話や推測ではなく、
「〇〇を買った時の対応が〜〜で悪い」
「△△を依頼したのに全然違う□□な製品だった」
のように、
具体的な場面・物・人などが含まれている口コミは、受け取る側も信用しやすいんです。
このような悪い口コミには、信用を挽回するための対策をしましょう。
効果的な対策に欠かせないポイント
具体的な対策をご紹介する前に、
効果的な対策にするために
絶対に押さえておいて欲しいポイント
をお伝えします。
悪い口コミに対して何もしないのはダメ!
- お相手が悪い口コミについて何も言ってこない
- お相手が特に口コミのことを質問してこない
このように
お相手が何も言わないからといって、
何もしないのは1番ダメです。
お相手はあなたの会社のことを
あらかじめ調べています。
悪い口コミがあることは、
十中八九把握しています。
知らないフリをして相手の出方を見たり、
密かに真偽を見極めようとする方もいます。
中には、
「直接聞きにくいな・・・」
なんて思いながら、
ずっとモヤモヤしてしまう方もいます。
(実はこのパターンは多いです)
何も対策をしないと、
「ちょっと調べてみたけど、
口コミの真偽もわからないし
取引は見合わせようかな」
「口コミのこと聞けなかったな。
心配だから取引はやめようかな」
「悪いところがあっても
改善しない会社なのかも。
取引をするのは微妙だな」
ということが高い確率で起こってしまいます。
みなさまはぜひ、
”ご自分から”お相手に
悪い口コミを挽回する姿勢を見せ、
お相手の不安を取り除いてあげてください。
”あなたの会社の見解”は口コミよりも信用される
BtoBで口コミをチェックする人たちは、
口コミを発する第三者の言葉だけでなく、
”あなたの会社の見解”を知りたがっています。
”ほかの人があーだこーだ言っているけど、
本人はどう言っているか”
が知りたいのです。
なぜ”あなたの会社の見解”
が知りたいのかと言うと、
自分の目と感覚で
口コミの真偽や取引をするかどうかを
判断したいから
です。
みなさまも、
このような経験をしたことはありませんか?
「アマゾンの口コミはイマイチだったけれど、
自分で使ってみたらとても使いやすかった」
「口コミサイトの評価は低かったけれど、
自分が食べてみたら美味しかった」
人がどうこう言っていても、
ご自身が良いと思ったら、
それは”良いもの”になりますよね?
このようなお話と同じで、
BtoBで口コミをチェックする人にとっても、
誰がなんと言おうと、
自分が良いと思えば
それは良い会社なんです。
”ほかの会社にとっては悪い会社みたいだけど
うちの会社にとっては良い会社だな”
ということが起きるんです。
冒頭でご紹介した
というご心配も、
”ほかの会社にとっては悪い会社みたいだけど
うちの会社にとっては良い会社だな"
という気持ちを
お相手からうまく引き出せれば解消できます。
そのように、
悪い口コミがある時に
お相手からの信用を回復させるには、
”あなたの会社の見解”を
- 効果的な媒体で伝える方法
- 効果的なタイミングで伝える方法
という2つの方法があります。
少し長くなりましたので、
具体的な方法は
次回から順番にご紹介しますね。
本日のブログはここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。