
このような甘いお考えを吹き飛ばします。
まず最初にお伝えします。
おそらくあなたが想像しているよりも、補助金申請の準備はずっと大変で、採択されるのは単ではありません。
申請締切直前に「サポートしてほしい」と駆け込んでくる方もいらっしゃるのですが、直前で急ぎで準備してどうにかなるほど補助金審査は甘くはないです。
入念な準備と本気のお気持ちが必要です。
この記事を書いている私は、企業信用調査会社(株)東京商工リサーチで7,000社以上を調査した元・調査員です。現在は、企業評価の視点を活かし、補助金や融資の審査突破をサポートしています。
本記事では、補助金申請でつまずく方が多い7つの壁や、採択・不採択の分かれ道になる「申請準備」についてお伝えしています。
3分ほどでお読みいただける記事です。
ぜひ最後までお読みください。
補助金申請の7つの壁
まず、補助金申請のなにが大変なのか知っておきましょう。
事業者の方がつまずきやすい『補助金申請の7つの関門』をご紹介します。
あとあと「こんなはずじゃなかった・・・」とならないように、必ず確認しましょう。
すべてが難しそう
補助金申請の7つの壁の1つ目は、すべてが難しそうなことです。
なじみのない専門用語、文字ビッシリの公式サイトに説明資料、膨大な必要書類。なんだかすべてが難しそうですよね。
補助金採択をつかむのは、難しそうな雰囲気に飲まれない事業者だけです。
1つ1つ理解してこなしていけば、いつかはゴールに辿り着きます。まずは気持ちで気圧されないようにしてくださいね。
鬼の公募要領
補助金申請の7つの壁の2つ目は、鬼の公募要領です。
公募要領は補助金手続きの説明書。大事な内容ばかり書かれているので必読です。
ただし、文字ビッシリ!分量多い!(※100ページ近くあることも)という、読むのが嫌になりそうな特徴があります。
公募要領を見て心が折れてしまう方も少なくないですね。でも、読まないと失敗します。
公募要領を読み込むだけ補助金獲得に本気かどうかが試されるでしょう。時間や労力を割けるか、という問題も出てきますね。
入金がはるか先
補助金申請の7つの壁の3つ目は、入金がはるか先なことです。
補助金は使った費用の一部を支援してくれる制度ですので、先にお金を支払い、後からそのお金の一部を支給してもらうことになります。
大型の補助金だと、申請準備を始めてから入金まで1年半〜2年かかるものもあります。
補助金が入金されるまでの資金繰りを万全にしておく必要がありますね。
資金繰りがうまくいかないがために、採択されても、みずから採択取り消すケースも出ています。気をつけましょう。
とにかく手続きが大変
補助金申請の7つの壁の4つ目は、とにかく準備が大変なことです。
公募要領の解読だけでも大変ですが、やるべきことはまだまだあります。
膨大な書類準備や、事業計画書の作成、電子申請の手続きもしなければなりません。
直前にまとめて準備をするのは無理です。
最低でも数ヶ月前から準備をしておく必要がありますので、計画的に時間や労力の確保をすることが必要ですね。
事業計画書の作成【最難関】
補助金申請の7つの壁の5つ目は、事業計画書の作成です。
事業計画書の作成は、慣れない方にとってとにかく大変な作業だと思います。
補助金によっては、申請者が事業計画書を作成しなければならない厳格なルールがあります。
補助金を申請するなら、事業計画書の作成作業からは逃れられません。
どれだけ本気で作業に取り組めるかも考えて、補助金申請を検討すべきでしょう。
地味に大変な電子申請
補助金申請の7つの壁の6つ目は、地味に大変な電子申請です。
近年は大半の補助金が電子申請になっていて、ID取得の手続きも必要です。
電子申請の代行は禁止され、申請者みずから行うルールになっています。大型の補助金だと入力項目が多く、申請に数時間かかります。
申請準備の時間を確保すること、ITツールを問題なく使えるようにしておくことが必要ですね。
一人では辛すぎる
補助金申請の7つの壁の7つ目は、一人では辛すぎることです。
ここまでお読みいただくとわかるように、補助金申請はかなり大変です。大型の補助金になればなるほど、大変さは増していきます。
社長一人で対応するには限界があるでしょう。社内で補助金担当者を置く、専門家にサポートを依頼するなど、対策を考えておく必要がありますね。
補助金申請の7つの壁を解説しました。

補助金申請が面倒だと感じたら
ここまでお読みいただいて、「申請準備が面倒だな」と感じた方もいるかもしれませんね。
どうしても面倒なら、いさぎよく申請を諦めることも検討しなければならないでしょう。
補助金は税金を原資としていますし、厳格にものごとを進める「国」が行う事業です。
甘く見て適当に申請手続きを進めれば、事業者様ご本人が痛い目を見ることになってしまいます。

しかしながら、
大変なぶん、補助金を獲得するメリットははかり知れません。
採択された喜びや、入金された時の達成感も格別です。
面倒だから諦めるのか、補助金のメリット獲得のために頑張るか。
自社にとって最適な選択をしてくださいね。
補助金のメリットは以下の記事で解説しています。必要な方はお読みください。
200件以上の補助金申請支援のノウハウから導き出した「補助金のメリット」をお伝えする記事。お金をもらう以上の補助金メリットを徹底解説。知らないと損する「真のメリット」もご紹介しています。補助金獲得のメリットを徹底解説!補助金を取る会社に起こる7つの魔法
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選
どのように申請準備をするかは大事です。
どう準備をするかで、補助金の採択・不採択がわかれると言っても過言ではありません。
以下の10項目を解説します。補助金申請の心構えとして、確認しましょう。
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選
- とにかく自主性が命
- 戦略的なタイミング調整
- 確実に採択される補助金を見極める
- 公募要領を“友”にする
- 優先採択を極める
- 資金繰り対策に命をかける
- 書類準備のミス撲滅
- 計画内容で妥協しない
- 正しい事業計画書の作成
- 良い支援者を味方につける

とにかく自主性が命
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の1つ目は、とにかく自主性を持つことです。
補助金の公募要領には『申請する企業が主体となって取り組む事業が対象となること』が明記されています。
補助金の準備や手続き、補助金の事務局とやり取り、事業計画の遂行はすべて申請者が行うことです。
補助金の代行や自主性がない申請者には厳しい注意喚起がされたり、審査対象外・採択取り消しを明言している補助金もあります。
補助金を自分ごととして考えること。これができなければ、補助金申請は始まりません。
戦略的なタイミング調整
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の2つ目は、戦略的なタイミング調整です。
補助金の申請準備には時間も労力もかかります。通常の業務との兼ね合いも考えて、スケジュールを調整することが必要でしょう。
人気の補助金であれば、年間で数回募集をしているものもあります。
いつ補助金を申請するか、最適なタイミングを考えて申請準備に取り掛かりましょう。
確実に採択される補助金を見極める
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の3つ目は、確実に採択される補助金を選ぶことです。
補助金には多くの種類があり、それぞれ対象となる事業や企業の条件が異なります。まずは、自社の計画がその補助金の対象になっているかを見極めることが大切です。
補助率・補助金額・採択率・対象経費などの条件だけを見て補助金を選ぶ方がいますが、そもそも補助金ごとに「対象となる企業や事業の方向性」が明確に定められています。
その要件に合わなければ、どれだけ計画内容が良くても採択されません。
「おそらくうちは対象だろう」という曖昧な判断では、補助金の審査を突破するのは難しいです。
まずは補助金の公式サイトや公募要領(補助金の説明書のようなもの)をしっかりと確認し、自社に合った補助金を選ぶこと。これが、採択への第一歩です。
採択される可能性があるか、この補助金が最適か、徹底確認して補助金を申請したい!という方は補助金の診断ボタンへお進みください。
公募要領を“友”にする
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の4つ目は、公募要領を“友”にすることです。
すでにお伝えしたように、申請者本人が補助金制度や手続きを理解していなければ、補助金の入金まで辿り着くことができません。
どんなに良い計画を考えていても、無駄になってしまいます。
読むのが大変だと思う気持ちはわかりますが、公募要領は必ず読みましょう。
どうしても読みたくないから、補助金申請を諦めることも検討するべきです。
優先採択を極める
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の5つ目は、優先採択を極めることです。
補助金は「申請する枠」によって優先的に採択されたり、条件を満たすと点数がプラスされ採択されやすくなるケース(※加点項目)があります。
人気の高い補助金は競争が激しいですから、しっかり優先採択の対策はしておきたいですね。
補助金によって優先採択の内容は違いますし、手続きが必要なものもあります。申請する補助金の公募要領を確認しましょう。
資金繰り対策に命をかける
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の6つ目は、資金繰り対策に命をかけることです。
すでにお伝えしたように、補助金は先にお金を支払い、後からそのお金の一部を支給してもらう制度です。入金されるまでの資金繰り対策は必須ですよ。
せっかく採択されても、先に支払いができなければ補助金はもらえません。入金までの資金繰りが苦しくなって経営危機になっては本末転倒です。
「採択されたら考えればいいや」で失敗するケースが後をたちません。必ず補助金の申請をする前に、資金繰りの算段をつけておきましょう。
書類準備のミス撲滅
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の7つ目は、書類準備のミス撲滅することです。
書類不備があると、補助金では採択されません。
せっかく時間と労力を割いて準備をしたのに、書類が間違っていたり、足りなかったり、記入の仕方が正しくないという理由で採択を逃すのは大変もったいないです。
必要な書類は正確にそろえましょう。記載内容のミスも多いです。書くべき内容にも気をつけてくださいね。
計画内容で妥協しない
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の8つ目は、計画内容で妥協しないことです。
これまでお伝えしてきた7つの準備が完璧だとしても、補助金で行う投資計画の内容がお粗末では台無しです。
少なくとも、採択されたらすぐ始められるレベルまで計画の詳細を考えておく必要があります。
独自の工夫や競合との差別化、高収益などを追求して、計画レベルも高めておくことも必要です。
次にお伝えする「事業計画書」にも記載する内容です。真剣に考えましょう。
正しい事業計画書の作成
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の9つ目は、正しい事業計画書を作成することです。
審査を突破するには、審査員が計画を見るポイントを見極めて、情報の見せ方を意識した事業計画書を作成することが必要です。
自他ともに認める最高の事業計画書を完成させましょう。
申請者本人が作成することが決められている補助金もありますから、十分な時間を確保して臨みましょう。
良い支援者を味方につける
補助金採択をつかむ申請準備の心得10選の最後は、良い支援者を味方につけることです。
補助金申請の準備では、不明点や悩みがたくさん出てくるはずです。
悩んだら、専門家の手を借りたほうがいいですよ。問題を解決する最適解を提示してくれます。
一口に補助金申請のサポートといっても、専門家の実力や得意分野、サポート内容や範囲は大きく異なるものです。
妥協せず、信頼できる専門家を味方につけましょう。
まとめ:壁を乗り越えて補助金を勝ち取る!
ここまで、補助金申請の7つの壁や採択をつかむ申請準備についてお伝えしました。
補助金で採択されるには、入念な準備が必要です。自社に最適な補助金を選ぶなど、申請前に気を付けるべきこともたくさんあります。
1つ1つ丁寧に準備を進め、確実に採択を勝ち取ってくださいね。
みなさまが補助金で採択され、事業を発展させていかれることを心より応援しています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。