補助金一発採択の必勝法

補助金向きな設備投資はコレ!採択されやすい設備投資の特徴とオススメ補助金

2023年10月12日

補助金向きな設備投資はコレ!対象になりやすい設備投資の特徴とオススメ補助金3選|会社信用ドットコム
どんな設備投資が補助金に向いてる?ウチの設備投資は対象?

そんな疑問にお答えします。

まず大切なことをお伝えしておきますね。

すべての設備投資が補助金の対象になるわけではありません。

どの補助金が最適かを考える前に、

そもそもあなたが考えてる設備投資は、補助金の対象としてふさわしいかどうか

を知っておくことが大切です。

本記事では、補助金で採択されやすい設備投資の特徴を解説しています。

どのような設備投資が補助金向きなのかを“ざっくりと”でも理解していれば、専門家にも相談しやすくなりますよ。

補助金向きの設備投資ではないのに、最適な補助金を探して時間を無駄にすることもなくなります。

設備投資で補助金を攻略する方法、設備投資でオススメの補助金(さくっと表でまとめました)もご紹介しています。

ぜひ最後までお読みくださいね。

この記事を書いている私のこと

佐藤絵梨子/会社信用ドットコム代表

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。

*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411

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設備投資とは?

設備投資とは、企業が事業を継続・発展させていくために必要な設備を導入することです。

設備というのは、建物や機械装置、工具・器具・備品などですね。

ソフトウェアや情報システムの構築、特許権や商標権などの形のないもの(無形固定資産といいます)も設備です。

どのような設備投資が対象になるかは、それぞれの補助金で異なりますので、要確認ですよ。

 

設備投資で補助金を攻略する3ステップ

設備投資で補助金を攻略する3ステップ

まず、設備投資で補助金を攻略するために知っておきたい3つのことをお伝えします。

採択をつかむなら、まず補助金を支給する側の考えを知っておきましょう。
 

国や地方自治体の「思わく」を理解する

補助金は主に国や地方自治体が支給するもので、その原資は税金です。

国民から集めた大切な税金を使って行われるものですから、国や地方自治体としては、支給した会社にぜひとも頑張ってもらわなければ困りますね。

ですので、補助金には厳しい審査があります。

そして、設備投資で”良い効果”が出ることが期待できるであろう会社に補助金が支給されるのです。

どんな設備投資でもOKというわけではないんですね。
佐藤絵梨子

 

設備投資の「効果」を意識する

すでにお伝えしたとおり、補助金を支給する国や地方自治体は、設備投資で”良い効果”を発揮するであろう会社に補助金を支給したいと思っています。

つまり、補助金を貰えるかどうかは「設備投資でどんな良い効果があるのか」にかかっているということですね。
 

ただ新しい機械がほしい(効果?特に考えてませんよ!)

機械を更新・取り替えたい(効果なんて知らないよ〜)


 

このような設備投資は補助金の対象になりません。補助金の専門家からも、支援を断られてしまうでしょう。

”良い効果”が期待できる設備投資であること。

さらには、「設備投資でこんな良い効果が出ます」と説明できることも大切です。

 

自社に最適な補助金を選び取る

補助金にはさまざまな種類があります。

例えば、新規事業に進出するための設備投資を支援する補助金や、販路開拓のための設備投資を支援する補助金などがありますね。

どんな経費が対象になるかも補助金によって異なります。
 

目的は販路開拓なんだけど、新規事業進出を支援する補助金に申請したい!だってそっちの方が貰える金額が多そうだし。


 

というように、計画内容と補助金の支援目的にズレがある場合は、採択が難しくなります。

自社の計画内容に合う補助金を選ぶことが大切です。
 


設備投資で補助金を攻略する3ステップをまとめます。

設備投資で補助金を攻略する3ステップ

  1. 国や地方自治体の「思わく」を理解する
  2. 設備投資の「効果」を意識する
  3. 自社に最適な補助金を選び取る

 

ただの設備投資ではダメなのですね!補助金選びも気をつけます。

 

補助金で採択されやすい設備投資の7つの特徴

補助金で採択されやすい設備投資の7つの特徴

設備投資で補助金を攻略する3ステップがわかったところで、採択されやすい設備投資の特徴を7つご紹介します。

「どのような設備投資なら補助金の対象としてふさわしいか」を知りたい方は必読です。
 

新製品・新サービスを開発する

補助金で採択されやすい設備投資の特徴の1つ目は、新製品・新サービスを開発するための設備投資です。

自社にとって新しい製品・サービスを生み出したり、業界内でも珍しいものを開発するための設備投資は補助金向きですね。

試作品をつくる試みも補助金の対象になる可能性があります。

業界内で勝ち抜く工夫や、顧客ニーズに応える工夫も考えていれば、採択可能性は高まります。

新製品・新サービスを開発するための設備投資を行うなら、最適な補助金を探してみましょう。

 

新しい事業に進出する

補助金で採択されやすい設備投資の特徴の2つ目は、新規事業に進出するための設備投資です。

今まで行ったことがない新規事業に進出する試みであれば、補助金の対象になりやすいですね。

新しい顧客の獲得や、売り方・業界内で勝ち抜く戦略も考えていれば、採択を狙えるでしょう。

人気の高い事業再構築補助金も新規事業への進出を支援する補助金です。貴社が対象になるか調べてみると良いでしょう。

 

生産プロセスや生産能力が改善する

補助金で採択されやすい設備投資の特徴の3つ目は、生産プロセスや生産能力が改善する設備投資です。

新しい設備・技術・システムを導入して生産工程を改善する設備投資は、補助金の対象になりやすいです。

収益力がアップしたり、新しい顧客を獲得するアプローチも考えていれば、採択も視野に入ってきますね。

ものづくり補助金で採択されやすい取り組みです。貴社が対象になるか調べてみましょう。

 

先端技術を活用する

補助金で採択されやすい設備投資の特徴の4つ目は、先端技術を活用する設備投資です。

AI、IoT、XR・AR・VR・MR、ドローン、ビックデータのような先端技術を活用する設備投資も補助金の対象になりやすいです。

先端技術を活用することで、生産工程の遠隔操作や可視化、省力化などの優れた効果が期待できれば、採択可能性も高まるでしょう。

 

地域社会に大きく貢献する

補助金で採択されやすい設備投資の特徴の5つ目は、地域社会に大きく貢献する設備投資です。

地域の課題解決や活性化に貢献する設備投資も補助金で採択されやすい傾向があります。

地域資源の活用、地域への人の呼び込み、地域の雇用創出など、さまざまな地域貢献が考えられますね。

地方自治体が「我が県に貢献する設備投資を支援します!」のように補助金を募集しているケースもあります。

「補助金 北海道(地域)」のようなキーワードで探してみましょう。

※申請期間が短かいことや事前告知がないことも多いです。こまめに情報をチェックしましょう。

 

国が推進する政策に挑戦する

補助金で採択されやすい設備投資の特徴の6つ目は、国が推進する政策に挑戦するための設備投資です。

例えば、最近だと「炭素生産性向上」や「温室効果ガス排出削減」などに取り組むための設備投資が補助金の対象になっています。

経済産業省などの政策を見ておくと良いですね。

国も推進する施策絡みの投資には補助金を出したいと思っています。最適な補助金がないか探してみましょう。

▶︎経済産業省 政策一覧(参考)

 

国際市場で勝負する

補助金で採択されやすい設備投資の特徴の7つ目は、国際市場で勝負するための設備投資です。

中小企業のグローバル化支援として、国際市場で勝負するための設備投資も補助金の対象になりやすいです。

例えば、人気の高いものづくり補助金にも「グローバル市場開拓枠」という申請枠がありますね。

海外展開を視野に入れているなら、良い補助金がないか探してみると良いでしょう。

審査の難易度は高めです。十分に計画を練って挑戦しましょう。
 


補助金で採択されやすい設備投資の7つの特徴をまとめます。

採択されやすい設備投資の7つの特徴

  1. 新しい製品・サービスを開発する
  2. 新しい事業に進出する
  3. 生産プロセスや生産能力が改善する
  4. 先端技術を活用する
  5. 地域社会に大きく貢献する
  6. 国が推進する政策に挑戦する
  7. 国際市場で勝負する

 

設備投資でオススメの補助金

設備投資でおすすめの補助金

設備投資にオススメな補助金をご紹介します。

補助金はどれでも良いわけではありません。自社に最適な補助金を選ぶことが大切です。

より詳しい情報は、各補助金のサポートページで解説しています(※青色の文字を押すと該当ページに移動します)

じっくり確認してくださいね!
 
おすすめの補助金まとめ

補助金名どのような取り組みが補助金の対象になるか難易度
ものづくり補助金中小企業等が行う革新的な製品・サービスの開発、生産プロセス等の省力化に必要な設備投資等を支援する補助金。
事業再構築補助金「今なおコロナの影響を受ける事業者」「ポストコロナに対応した事業再構築をこれから行う事業者」を重点的に支援する補助金。
大規模成長投資補助金人手不足等の課題に対応し、成長加速につながる大規模投資を行う中堅・中小企業を支援する補助金です。持続的な賃上げのための投資であることが必要
新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業ポストコロナ等における事業環境の変化を課題と捉え、これまで営んできた事業の深化又は発展に取り組む事業者を支援する制度です。
小規模事業者持続化補助金新たな販路開拓・顧客開拓の取り組みを支援する補助金。新商品リリース既存商品の改良売り方を工夫して販路開拓する設備投資が対象です。
事業承継・引継ぎ補助金事業承継やM&A、廃業をきっかけとして行われる新しい取り組みや、経営資源の引き継ぎを支援する補助金です。

最適な補助金や採択可能性を知りたい方はご相談ください。サポートいたします。

 

採択の鍵は戦略的な申請準備

申請準備を極めて補助金審査を突破する

自社に最適な補助金を選んだら、申請準備を始めましょう。

必要書類は膨大です。設備投資計画の詳細も考えなければなりません。スケジュールに余裕を持って準備を進めましょう。

補助金の審査を突破するには、自社にとって最高の設備投資計画を考え、計画の良さを正しく伝える事業計画書を作成することが必要です。

審査員が”あなたの計画のどこを見るのか”という審査ポイントも見極めなければなりません。

悩んだら、専門家の手を借りることもおすすめします。

信頼できる専門家なら、審査突破の最適解を提示してくれるはずです。

身近に相談できる専門家がいない方はご相談ください。お力になります。
 

補助金は事業成長の可能性を引き出し、成し遂げたい事業の実現を後押してくれます。

貴社が補助金で採択され、事業をますます発展させていかれることを心より応援しております。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。




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