「うちの店のトイレを改装するのに、補助金をもらえたらな…」
そう思ったことはありませんか?
和式から洋式への改装
新しいトイレへのリフォーム
バリアフリー化
そして増設。
そんな場面で活用できる補助金は、確実に受け取っておきたいですよね。
小規模事業者持続化補助金(以下:持続化補助金)をトイレ改装でもらえるか。気になっている方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、トイレ改装の計画で持続化補助金はもらえます。
ただし、「自社が対象かどうかの確認不足」や「計画書の書き方がポイントを外している」せいで、不採択になっているケースも多いです。
この記事では、対象になるトイレ改装の特徴や、申請書類を書く時の注意点を解説しています。
不手際で審査に通らない。そんなことにならないように、よく確認しておきましょう。
第19回公募スケジュール
- 受付開始:令和8年3月6日(月)
- 受付締切:令和8年4月30日(木)
- 様式4発行受付締切:令和8年4月16日(木)
- 採択発表日:令和8年7月頃
この記事を書いている私のプロフィール
佐藤絵梨子(さとうえりこ)
会社信用ドットコム代表・会社信用クリエイター
世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。2017年同社を退職。現在は大手企業との取引実現から銀行融資・補助金獲得まで支援するサービスを展開。小さな企業の救世主として期待されている。
*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411)
<メディア掲載情報>
■SMBCグループの経営層向け会報誌『SMBCマネジメントプラス』
「危険な取引先・優良な取引先がわかる 決算数字と信用調査の活用法」
■日本実業出版社『企業実務』
「元調査員が教える!信用調査会社の上手な使い方」
「信用調査会社に会社を高く評価してもらうコツ」
■東洋経済オンライン 2026年1月
「経営者の言動」も大きなポイントに…元調査員が明かす
【信用調査会社の評価】を上げる4つのコツ
(※Yahooニュースでも掲載) など
※メディア情報一覧はこちら
トイレ改装で申請すれば、小規模事業者持続化補助金に採択される?

「トイレの改装って補助金の対象なの?」
「申請したら採択されるかな?」
そんなご質問をよくお受けします。
結論をお伝えすると、トイレ改装で小規模事業者持続化補助金に採択されることは可能です。
補助金の事務局が公開している公募要領の「委託・外注費」にも、利用客向けのトイレ改装は経費対象として記載されています。
私は今まで、トイレ改装で持続化補助金を申請する事業者を数多くサポートしてきましたが、すべて採択されています。対象になることは間違いありません。
トイレ改装でこの補助金に採択されないなら、必ず原因があります。
本記事をすべてお読みいただくと、その原因がわかるはずです。
「当社は不採択だった…」という方は、ぜ人最後まで読んで原因を突きとめてください。
「和式から洋式のトイレ改装」でも持続化補助金はもらえる?

もう1つ、よくいただくご質問が、
「和式から洋式の改装は持続化補助金の対象になりますか?」
というご質問です。
結論からお伝えすると、和式から洋式のトイレ改装でも、小規模事業者持続化補助金をもらうことはできます。
ただし、すべての和式から洋式のトイレ改装が、審査に通るわけではありません。
持続化補助金を支給する側は、「トイレ改装をした結果、このような効果があるなら、補助金を支給したい」と対象を決めています。
その対象に合わないトイレ改装は、申請しても審査に通りません。
では、どのようなトイレ改装なら補助金の対象になるのか。順を追って詳しく解説します。
持続化補助金の対象になるトイレ改装とは?

対象になるトイレ改装についてお話しする前に、一つ皆さまに質問です。
皆さまはなぜトイレを改装するのでしょうか?
「古いから新しくしたい」
「狭いから広くしたい」
「和式は使いづらいから洋式にしたい」
「もう1つ新しいトイレを増設したい」
「最新鋭のトイレをぜひウチの店でも!」
など、さまざまなお考えがあると思います。
ですが、このような「ただトイレを改装するだけの計画」では補助金の対象にはなりません。
なぜか。
それは、持続化補助金は「販路開拓をする事業者」に対して支給される補助金だからです。
ということは、トイレ改装の結果、新しい販路やお客様を開拓する効果が見込めなければ、そのトイレ改装は補助金の対象にはならないのです。
販路開拓というのは、新しいお客様を獲得したり、既存のお客様との取引量を増やしたり、売上や利益のアップにつなげる取り組みのことですね。
例えば、古いトイレから新しいトイレに改装する。そうすれば、お客様が快適に使えて、店舗滞在時間も伸びて、新規のお客様やリピート来店も増えて、売上も伸びる。
このような、戦略的に販路開拓につなげるトイレ改装こそが、持続化補助金の対象です。
私のところには、不採択になってしまった経営者の方からたくさんのご相談が寄せられるのですが、多くの方が「ただトイレを改装したい」「古くなったから新しくしたい」といった理由ばかりで、販路開拓とのつながりが見えません。
皆さまのトイレ改装の計画は、持続化補助金の対象となる「販路開拓につながる戦略的なトイレ改装」ですか?
そして、それを事業計画書の中できちんと伝えられていますか?改めて確認してみる必要があります。
こんなトイレ改装は持続化補助金で採択されない

「販路開拓に結び付くトイレ改装」と言われても、よくわからない。
自社の計画は、対象なのか対象ではないのか、自分ではよくわからない。
そんな方もいらっしゃると思います。
そこで、実際よくいただくご相談をもとに、採択されないトイレ改装の特徴をいくつかご紹介します。確認してみてください。
トイレ改装が販路開拓に結びついていない
すでにお伝えしていることですが、大事なことなのでもう1度お伝えします。
持続化補助金は「販路開拓の取り組みを支援する補助金」です。トイレ改装の結果、新しい販路やお客様を開拓する効果が見込めなければ、そのトイレ改装は補助金の対象ではありません。
単純に「トイレが古いから新しくしたい」「狭いから広くしたい」「和式は使いづらいから洋式に」だけの計画では、申請をしても審査には通らないです。
審査では、トイレ改装による「販路開拓の効果」がよく見られているということですね。
トイレ改装”以外”で顧客開拓のための工夫が感じられない
実は、トイレ改装の結果、新しい販路やお客様を開拓する効果が見込めるだけでは、審査に通らない可能性があります。
そもそも、トイレを改装しただけで新しい販路やお客様を開拓できる、というのは少々無理があると思いませんか?
新しい顧客層を獲得するための商品の改良・開発、新しい市場への参入するための売り方の工夫など、新しいお客様や販路の開拓のためにどれだけ様々な工夫をしているかも、審査では見られます。
持続化補助金は大変人気がある補助金ですから、多くの事業者が申請をします。でも、予算の関係で、補助金はすべての方には支給されません。
そんな中で、補助金の審査員は、「できるだけ高い効果が見込める事業者」や「工夫を凝らしている事業者」に補助金を支給したいと考えます。
新しい販路やお客様の開拓のために工夫を凝らしていて、「確かにそれなら効果がありそう」と思われるような計画でなければ、補助金を獲得できる可能性は低いということです。
トイレ改装の内容・効果が審査員に伝わらない
実は、私のところに寄せられるご相談で、1番問題になるのがこちらです。
販路開拓の効果も見込める。
自社ならではの工夫もしている。
でもその素晴らしい計画内容は、事業計画書を読む審査員に理解してもらえず、審査に通らないケースです。
少しキツイ言い方になりますが、事業計画書の書き方が下手ということです。
申請書類のどこに、どのような表現で記載するのか。しっかり考えて、「これなら審査員に理解してもらえるだろう」と配慮して、書類を作成しなければなりません。
ただ何も考えずにフォーマットにツラツラ記入しているだけでは、100%失敗します。
サラっと作成して採択されるほど、持続化補助金の審査は甘くはないですよ。
最後に、不採択になる可能性が高いトイレ改装の特徴をまとめます。こんな内容で申請しないように、よく確認してくださいね。
不採択になる可能性が高いトイレ改装の特徴
- トイレ改装が新しい販路開拓に結びついていない
- トイレ改装以外で顧客開拓のための工夫が感じられない
- トイレ改装の内容・効果が審査員に伝わらない
トイレ改装で採択される持続化補助金の事業計画書のポイント
補助金の審査員は、「なぜこのトイレ改装が必要なのか」「本当にこのトイレ改装で販路開拓の効果があるのか(※注)」という視点で事業計画書を見ています。
※注:持続化補助金は、中小企業の販路開拓の取り組みを支援してくれる補助金ですので、申請する計画に販路開拓の効果があるかどうかが見られます。
ですので、その疑問を解消して、「なるほど確かに対象だし、良い計画だ」と思ってもらえるように、しっかり考えて事業計画書を作成しなければ、審査は突破できません。
このポイントを意識して、具体的な書き方を見ていきましょう。
「現在のトイレの問題点」「なぜ改装が必要か」を書く
補助金の審査員は、事業計画書を見る時に「なぜこのトイレ改装が必要なのか」と思って見ています。まずその疑問に答えましょう。
「なぜ改装が必要か」を伝えるには、現在のトイレの問題点を伝える必要があります。
現在のトイレにどのような問題があるのかをはっきり伝えて、だからトイレ改装が必要なんです、という流れで記載するのですね。
例えば、
現在のトイレは和式で個室スペースも狭く、高齢なお客様は使うのが大変という理由で買い物を切り上げてしまう方が多い。店舗滞在時間が短くなる原因になっている。このままでは高齢なお客様の獲得が進まないので、本計画(トイレ改装を含む一連の計画)を行うことが必要と考えました。など。
持続化補助金は販路開拓の取り組みを支援してくれる補助金ですから、申請する皆さまは、「現在のトイレでは狙っているお客様の獲得が難しい」と感じているはずです。
なぜ現在のトイレではそのお客様の獲得が難しいのか。それを丁寧に記載して、審査員に「それならトイレ改装が必要だ」と納得してもらえるようにすることが大切です。
トイレ改装の具体的な内容を書く
続いて、1つ前で記載した問題点の『解決策』という流れで、トイレ改装の具体的な内容を説明しましょう。
以下のような内容を記載しておくと良いですね。
- 改装工事の内容
- 改装後のトイレの特徴
- 改装前と改装後のトイレの違い
例えば、私が過去に申請をサポートさせていただいた経営者の方は、この『解決策』の説明として次のような内容を記載していました。
・トイレを和式から洋式に変更する
・親が子供と一緒に入れる広い空間を確保する
・小さなお子様や高齢の方が使いやすいバリアフリー仕様を採用(段差解消/手すりの設置/滑りにくい床材の採用/自動洗浄の追加 など)
・2ヶ月かけてトイレ改装工事を実施
(※実際はもっと詳しく記載しています。本記事用に簡潔にまとめました)
「単純に顧客数を増やすだけでなく、ターゲットである高齢者の快適さを追求して●●●●●●を取り入れた」
「リピート来客や滞在時間の改善を考慮して、■■■■■■を行った」
など、トイレ改装で工夫した点も忘れずに記載してください。
「新しい顧客層獲得に向けた創意工夫をしているか」も審査ではよく見られます。
トイレ改装の効果を具体的に書く
そして最後に、トイレ改装でどのような効果が出るのかを具体的に記載しましょう。
以下のような内容は記載しておきたいですね。
- トイレ改装でどのような新しい顧客層・販路の獲得ができるのか
- トイレ改装の結果、売上や利益はどれくらい伸びていくのか
本気の販路開拓だと伝えるコツは、具体的に記載することです。
例えば、新しく獲得する顧客像は、「高齢者」「女性」のように一言で表現するのではなく、以下のような具体像も含めて記載しましょう。
・性別
・年齢層
・職業
・家族構成
・顧客が存在するエリア
・抱えている悩みや課題
・製品、サービスに対するニーズ
顧客の獲得目標や業績目標などは、「数値」まで具体的に伝えると効果的です。
現在の数値と、計画実施後の数値の比較表も入れるのもおすすめです。
トイレ改装で採択される事業計画書の書き方をまとめます。
トイレ改装で採択される事業計画書の書き方
- 「現在のトイレの問題点」「なぜ改装が必要か」を書く
- トイレ改装の具体的な内容を書く(問題の解決策として)
- トイレ改装の効果を具体的に書く
今回私が配布する記入例は、こちらでご紹介した採択される書き方を踏まえ、実際に採択されたトイレ改装事例をもとに作成したものです。
採択された計画と文章を参考に、事業計画書の作成を進めたい方は、こちらのページから購入&ダウンロードして参考にしてください。
書き方が悪くて採択されなかった子供服店の事例
「トイレ改装はこの補助金の対象のはずなのに採択されなかった...なぜでしょうか?」
トイレ改装の計画で持続化補助金に採択されなかった方から、このようなご相談をよくいただきます。
その不採択の大きな原因になっているのが、事業計画書の書き方・計画の伝え方です。
以前、私が申請をお手伝いした子供服店も、事業計画書の書き方が悪くて採択されない状況が続いていました。
経営者の方からお話をうかがってみると、狙っている新しいターゲット層もしっかり決まっている。これまでの経験や実績を存分に活かして商品の改良も行う。
そんな工夫が感じられる内容です。店舗内の改装も進め、その改装の1つとしてトイレ改装をお考えでした。
まさに、私が補助金審査員だったら、「この事業者様にこそ補助金を支給したい」と思うような計画です!
でも、事業計画書の内容は違いました。
トイレ改装以外に行う商品改良や店舗改装のことはほぼ書かれておらず、どのような顧客層を狙って行うトイレ改装なのかも読み取れません。
「とにかく、老朽化している和式トイレから洋式トイレにしたい!!!」としか感じられない内容だったのです。
せっかく、トイレ改装を販路開拓につなげる考えがあるのに。自社の強みを活かしてさまざまな工夫もしているのに。
その良さを事業計画書で伝えられていない。
こんな”もったいない話”は本当に多いんです。
本当はとても素晴らしい計画だったとしても、審査員にその良さを理解してもらえなければ、審査には通りません。
そうならないために、しっかり書き方の対策をしておきましょう。
持続化補助金の経営計画書兼補助事業計画書①(様式2)の記入例を配布します

「トイレを改装するから、確実に持続化補助金に採択されたい」
「トイレ改装は持続化補助金の対象なのに、なぜうちは不採択なの…?」
そう思うなら、事業計画書では伝え方にもこだわりましょう。
「でも、どう書けばいいかわからない」
「採択事例や記入例を見てみたい」
そんな方は、経営計画書兼補助事業計画①(様式2)の記入例を活用してみてください。
【店舗改装・トイレ改装(和式から洋式に変更)・チラシ配布】を行う計画で、実際に採択された事例をもとにした記入見本です。飲食店の例ですが、他の業者でも書くべきポイント・表現の参考になります。
トイレ改装の計画で事業計画書の書き方が悪くて不採択になってしまった方でも、この記入例を参考に再申請をして採択されています。
電子申請の入力項目にも対応。私がセミナーや個別相談でも記入見本として配布する、実践仕様の一品です。
ただし、配布はいつまで続けるかわかりません。必要とされる方は、いますぐ入手して保存をおすすめします。
ご購入後に自動配信されるメールに記載のダウンロードリンクから、記入例をすぐにダウンロードいただけます。
記入例のイメージ(実物)

ご購入&ダウンロードはこちら
この記事を参考に、皆さまが補助金を勝ち取られることを心から願っています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
会社信用ドットコム代表 佐藤絵梨子
補助金の事業計画書の『添削』『書き方指導』
貴社が作成した補助金の事業計画書を拝見し、改良点や書き方を指導する「添削」を行っています。
優れた技術や製品があっても、素晴らしい計画があっても、それが審査員に正しく伝わらなければ補助金の審査には通りません。
「補助金の審査員は何を見ているのか」
「なぜその表現では伝わりにくいのか」
「どう書き換えれば審査員により理解されるのか」
私が培ってきた『会社が評価されるポイント』を見極める知見とノウハウを活かし、文章コメントとオンライン面談で、公募要領の細かな点も踏まえながら、実践的な改善ポイントをお伝えします。

事業計画書には添削コメント入れ、面談時に詳細をお伝えするスタイルで進めます。

基本はオンラインにて面談を行いますが、ご希望者には対面での面談も可能です。
年間200件以上のお申込みをいただく信頼と実績の添削サポートです。
経験豊富な審査突破のプロとして、確かなサポートをお約束します。
多くの事業者様が採択されてきた確かな実績とノウハウがありますので、どうぞ安心してご相談ください。
一つ一つの事業計画書に丁寧に向き合うため、支援件数を限らせていただいております。申請直前は大変込み合いますので、スケジュールに余裕を持ってお申込みください。
本気で取り組む経営者様からのご相談を、心よりお待ちしております。
⇒ どこを改善すべきか?どう書けないいか?添削・書き方指導を依頼する

- 売上安定のために大手の会社と取引したい
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このような経営者の方の役に立つ情報を週2回、朝8時頃に配信中。
【実績】
●信用調査会社の評価が改善し、今まで相手にされなかった大手企業から取引の声がかかるようになったスタートアップ企業。
●年間3億円の取引があるのに、代理店経由でしか取引してもらえなかった大手企業と、直接取引できるようになった20代経営者。
●銀行の融資面談でうまく話せず苦手意識があった社長が、自信を持って説明・交渉できるように。
●いつも希望額の3分の2程度しか融資してもらえなかった年商5億円の建設会社が、必要なタイミングで希望額の融資を獲得。
●どの補助金を申請しても不採択で、5回連続不採択になった経験もあるシステム会社が、初採択で2,000万円を獲得。
●なぜ審査に落ちたのかわからない状態から抜け出し、取引も資金調達も安定するようになった50代2代目経営者。
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