良い会社に見せるとっておきの秘策

コロナ倒産に学ぶ『不安な時代でも取引先から信頼される方法』

2021年4月10日

東京商工リサーチ 2020年1-9月「負債1,000万円未満の倒産」調査

 

こんにちは。
会社信用クリエイターの佐藤絵梨子です。

 

近頃は、新型コロナの影響による企業の倒産記事を目にすることが増えましたね。

 

インターネットのニュース速報などでも、緊急事態宣言や人々の外出控えの影響を大きく受けた飲食店の倒産に関する記事や、コロナ倒産を分析した記事が盛んにアップされています。

 

東京商工リサーチは、2020年上半期(4月〜9月)の倒産件数を前年同期比9%減と発表しました。

 

出典:東京商工リサーチ 20201-9月「負債1,000万円未満の倒産」調査

 

先日発表された10月の倒産件数も624件で前年同月比20%減となっており、現状では政府の支援策や銀行の積極的な融資でどうにか持ちこたえている会社が多いと言われています。

 

しかしながら、新型コロナ後に新たに資金を調達し、しばらくの運転資金を確保した会社でも、売上がなかなか戻らなければ、いずれ経営が苦しくなることは目に見えています。

 

さらには、これから年末や納税のタイミングを迎えることを考えれば、資金需要の増加で苦しくなる会社が増えることも容易に想像できます。

 

1度目はなんとか調達できた資金も、2度目3度目はすんなり借りられるとは限りません。

 

「うちの取引先の経営は大丈夫だろうか?」

「得意先はお金に困っていないだろうか?」

「この会社はどこまで持ち堪えられるのだろう?」

というように、取引先の経営状態に不安を抱える会社もぐんと増えます。

 

新しく取引先を探している会社も、不安な気持ちを抱えながら新規開拓をしていることでしょう。

 

本日のブログでは、

コロナ倒産に学ぶ『不安な時代でも取引先から信頼される方法』

というテーマを解説しました。

 

不安を感じているだろうみなさまのお取引先に、

「こんな環境だけど、この会社はどうやら大丈夫そうだな」

と思ってもらうためのポイントを解説しました。

 

ちょっとしたことなのですが、これをしておけば、お相手の不安を少し和らげることができますよ。

 

ぜひ最後までお読みくださいね。

 

この記事を書いている私のこと

佐藤絵梨子/会社信用ドットコム代表

世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。同社退職後、融資や補助金の獲得を支援する専門事務所を立ち上げる。融資の審査突破をサポートする経営改善計画策定支援(通称:405事業)にも取り組み、中小企業の救世主として期待されている。

*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411

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これからは取引先を厳しくチェックする会社が増える

現在のように、会社経営に不安がつきまとうような環境では、既存の取引先やこれからの取引先候補に不安を感じる会社が増えます。

 

「潰れる会社も増えているから、少し厳し目に取引先チェックをしなきゃダメだな」

 

というように、気持ちを引き締める会社も増えますね。

 

信用調査を依頼する会社もグンと増えはじめます。

 

さらには、先行きが不透明になっているので、

 

「今はまだ大丈夫に見えるけれど、本当にこのまま取引をしていて大丈夫かな?」

 

というように、会社の良し悪しを見極める立場にある人たちの中でも、自分の判断に自信を持てなくなってくる方が増えてきます。

 

コロナは今まで経験したことがない事態ですので、過去の事例を参考にすることもできず、彼らの不安の大きさは計り知れません。

 

やみくもに

「うちの会社は大丈夫です!」

なんて言ってみたところで、信頼してもらうことは難しいんです。

 

不安を感じている取引先に安心感を与えるポイント

さて、そんな不安なことの多い中で、取引するお相手の不安を少しでも解消し、「どうやらしばらくは大丈夫そうだ」と思ってもらうためのポイントをお伝えしますね。

 

当面の資金を確保したことを伝えよう

景気が悪くなったり、倒産する会社が増えることが心配されている時に1番注目されるのは、

『会社のお金が足りるのかどうか』

ということです。

 

なぜお金のことが注目されるのかというと、”お金が払えなくなると会社が潰れてしまうから”ですね。

 

近頃よく目にする倒産や企業の経営悪化を取り上げたニュースでも、必ずと言って良いほと”会社がこれから資金繰りをどうするか”について触れられています。

 

ですので、

信頼して欲しい相手に安心感を持ってもらうためには、

「しばらくどうにかなるだけのお金はあるよ」とアピールする

ことが重要です。

 

  • 銀行から当面の運転資金を調達した
  • 銀行に借入の条件を変更してもらった
  • 助成金の申請が通った

など、

経営者のみなさまも、コロナによる緊急事態宣言の前後でさまざまなお金のやりくりをしていますよね?

 

その”やりくりによって余裕が出ましたよ”という話を、商談や挨拶回りなどでさりげなく話題にしてください。

 

当面お金は大丈夫そうだということがわかれば、お相手は安心しますし、長く取引を続けていこうという気持ちになってくれます。

 

ちなみに、

  • コロナ前に頑張ってきたおかげで手元にはたくさんお金がある
  • とくに資金調達はしなかったけれど、支出を極力抑えている

のような状態も、お金の余裕を感じてもらえる良い情報です。

 

ぜひ積極的に伝えてみてくださいね。

 

社長はとにかく”堂々と”していましょう

会社というものは、トップである社長の判断1つで大きく未来が変わります。

 

良い社長であれば会社を良い方向に進みます。

 

社長が決断できなかったり、判断を間違えれば、会社は一気に傾きます。

 

今の時代は先行きの見通しも不透明ですし、社長ご自身も不安な気持ちはよくわかります。

 

ですが、社長の自信なさそうな態度ほど、お相手を不安にさせるものはありません。

 

先ほどお伝えした「当面の資金を確保したこと」についても、ぜひ自信を持って”堂々と”話してくださいね。

 

”こんな社長の言動が相手を不安にさせる”というテーマで書いたこちらの記事も参考にしてください。

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コロナという過去に経験したことのない厳しい環境ではありますが、諦めず、少しでも良い策を取って、末長く会社を続けてまいりましょう。

 

本日のブログはここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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