こんにちは。
会社の信用力アップをサポートする
会社信用クリエイターの佐藤絵梨子です。
前回に続き、今回も取り込み詐欺会社の見抜き方についてです。
今回は、取り込み詐欺会社の見抜き方の中でも、【相手に質問することで見抜く方法】をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
今回ご紹介したポイントに当てはまる会社が、必ずしも怪しい会社だとは限りません。あくまでも詐欺会社の特徴として出やすいものであり、良い会社でもあてはまることがあります。怪しいか否かは慎重に確かめるようにしてください。
この記事を書いている私のこと
佐藤絵梨子/会社信用ドットコム代表
世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。同社退職後、融資や補助金の獲得を支援する専門事務所を立ち上げる。融資の審査突破をサポートする経営改善計画策定支援(通称:405事業)にも取り組み、中小企業の救世主として期待されている。
*経済産業省認定 経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411)
突っ込んだ質問をして見抜く
前回のブログでもお伝えしたとおり、詐欺会社は具体的な話ははぐらかしたり、つじつまが合わないことを言い出すことが多いです。
なので、少し突っ込んだ話をした時に、相手がどんな反応や回答をするのかを見ることは、怪しい会社かどうかを見極めるための良い判断材料になります。
見抜くために効果的な質問を2つご紹介します。
- 『会社の沿革』について聞いてみる
- 『扱い品』と『販路』について聞いてみる
あらかじめ取得しておいた商業登記簿の内容に触れながら、
「ここで住所や社名が変わっていますが、何か方針が変わったんですか?」
「会社も色々と変化しているようですが、扱っているものはずっと変わらないのですか?」
「うちのような業界の会社とは昔から取引が多いのですか?」
のように、変更点と絡めた聞き方をするとベストです。
相手の回答がはっきりしない、ふわっとしたつかみどころのないものだったら、自分が納得できるまでどんどん質問しましょう。
▼こんな回答をする会社は怪しいので、もっと深く聞いていきましょう▼
「いや〜私は最近この会社に入ったばかりだから、詳しいことはわからないんですよ」
「昔のことは把握してないんだよね」
商業登記簿の内容と相手の説明に矛盾がないか、しっかり説明してくれるのかをじっくり確認しましょう。
納得ができる回答をしてもらえなかった。回答を聞いて逆にもやもやした。回答を聞いて不安になった。
こんな時は、取引をしないという決断をすることも必要です。
不安を感じる会社と無理に取引をしても、回収ができなければ意味がありません。
経営者のみなさん見極める目を持って、誠実な会社と良い取引をするようにしてくださいね。
本日のブログはここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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