
そんな疑問にお答えします。
新規事業の立ち上げ時は何かともの入りです。資金繰りに頭を悩ませている社長様もいらっしゃることでしょう。
資金調達策を調べているうちに「補助金」にたどり着いた方もいるかもしれませんね。
実は私もその一人。
新規事業の立ち上げ時に使える補助金を探し、無事に採択され、大きなメリットを獲得しています。▶︎私が補助金に採択された話はコチラ
本記事では、補助金が新規事業に最適な理由を解説しました。
新規事業で補助金の採択率をアップさせる方法やオススメの補助金もご紹介しています。
新規事業で補助金を取りたい社長様は必読です。
ぜひ最後までお読みくださいね。
この記事を書いている私のこと
佐藤絵梨子/会社信用ドットコム代表
世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人以上の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。同社退職後、審査の突破で売上・資金を勝ち取るサービスを展開中。▶︎ご支援事例はこちら
*経済産業省が認定する経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107713006411)です。
新規事業にかかる資金とは?
新規事業を始めるには、何かとお金がかかります。まずはどのような資金がかかるのか、あらためて確認しておきましょう。
ポイントは2つに分けて考えること。
「立ち上げ資金」と「運転資金」の2つを考えておく必要がありますね。
立ち上げ資金
立ち上げ資金は新規事業の立ち上げにかかる費用です。主に以下のような費用ですね。
主な立ち上げ資金
- 事業所の開設費用
- 設備導入にかかる費用
- 人材の採用費用
- 宣伝広告費用
- コンサルティング費用
- マーケティング費用
運転資金
運転資金は、事業を軌道に乗せるまでの費用、事業を続けていくための資金ですね。主に以下のような費用です。
主な運転資金
- 事業所の賃料
- 水道光熱費
- 通信費
- 人件費
- 諸経費

補助金が新規事業に最適な理由
さて、色々ともの入りな新規事業の立ち上げでは、補助金を取ることを考えている社長様もいるのではないでしょうか?
実は、補助金は新規事業の資金調達に最適です。その理由をお伝えします。
補助金活用を検討中の方は必読ですよ。
立ち上げ資金が大得意
補助金が新規事業に最適な理由の1つ目は、補助金は立ち上げ資金の支援が大得意だからです。
機械装置・システムの導入費用、広告宣伝費や専門家経費など、事業を始める時にドカッとかかる資金の一部補填を得意とするのが補助金です。
補助金によって対象になる事業者や経費が異なります。自社の立ち上げ費用に使える補助金はないか、まず探してみましょう。
融資以外の資金調達ルート
補助金が新規事業に最適な理由の2つ目は、融資以外の資金調達ルートができるからです。
新規事業は実績が少ないですから、銀行の審査も厳しくなりがちです。
銀行開拓や、信用保証協会に相談が必要ば場合もありますね。融資は利息も発生しますし、返済も必要です。
補助金にも審査はありますが、金利もなく、基本は返済もいりません。取れるものなら取っておきたいでしょう。
融資以外の資金調達ルートとして、補助金を有効に使いたいですね。
返済がいらない
補助金が新規事業に最適な理由の3つ目は、返済がいらないからです。
すでにお伝えしたように、補助金は基本は返済不要です。補助金の1番のメリットですね。
何かともの入りな新規事業立ち上げ時には、ありがたいものです。
資金繰りに余裕ができれば、社長様も気持ちにも余裕を持って新規事業に取り掛かれるでしょう。
不可能が可能になる
補助金が新規事業に最適な理由の4つ目は、不可能が可能になるからです。
やりたかった新規事業、欲しかった最新の機械設備、大手がよくやる大々的な広告宣伝。
自己資金だけではためらうような投資も、後から補助金が入ると思えば思い切ってやろうと思えることもあるでしょう。
1ランク上の投資にも挑戦しやすくなりますよね。思い描くだけだった新規事業も実現できる可能性が高まります。
会社の将来像がクリアになる
補助金が新規事業に最適な理由の5つ目は、会社の将来像がクリアになるからです。
補助金申請では、事業計画書を作成して提出します。事業計画書を作成するためには、会社の将来像をじっくり考えることになるでしょう。
自社と向き合うまたとない良い機会です。ぼんやりしていた新規事業の計画もはっきりするでしょう。
国の支援マスターになれる
補助金が新規事業に最適な理由の6つ目は、国の支援マスターになれるからです。
補助金について調べたり、申請手続きをしていると、国がどのような中小企業支援に力を入れているかわかるようになります。
国の支援の傾向がわかれば、最適な場面で最適な支援を活用できるになりますね。
支援を上手く活用できれば、新しい事業が成功する可能性も高まるでしょう。
会社の信用が爆上がりする
補助金が新規事業に最適な理由の7つ目は、会社の信用が爆上がりするからです。
補助金で採択されると、取引先や銀行の見る目が変わります。
「補助金に採択されるほど良い会社ならば、お付き合いしたい」と思ってくれる会社も増えるでしょう。
当然ながら、新規事業への注目度や期待も高まります。あなたの会社に対する信頼感が高まり、事業の成功待ったなしです!
新規事業で補助金を取るメリットをまとめます。
補助金が新規事業に最適な理由
- 立ち上げ資金が大得意
- 融資以外の資金調達ルート
- 返済がいらない
- 不可能が可能になる
- 会社の将来像がクリアになる
- 国の支援マスターになれる
- 会社の信用が爆上がりする

新規事業でオススメの補助金
新規事業でオススメの補助金を5つご紹介します。
どれも補助金を支給する目的や対象経費、審査の難易度が異なりますよ。
補助金の内容がサクッとつかめるように、私からの一言アドバイスも入れておきました。
「この補助金が使えそうかな」というものがあれば、公式サイトで詳細を確認しましょう。
事業再構築補助金
事業再構築補助金はポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために、新規事業に進出して事業を再構築する事業者を支援する補助金です。
金額の大きな設備投資を考えている方は、まず申請候補に入れたい補助金です。建物費(改修や修繕、撤去等)が対象になるのは大きな特徴です。
審査の難易度は高めです。申請するには、経済産業省が認定する経営革新等支援機関(※中小企業支援者です)に相談をして、共に事業計画を考える必要があります。
対象経費 | 建物費、機械装置・システム構築費、技術導入費、専門 家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、 広告宣伝・販売促進費、研修費 |
申請準備に必要な時間 | 2ヶ月〜 |
審査の難易度 | 高 |
佐藤からアドバイス | 数千万円の設備投資に最適です。建物関係の投資も対象になります。経営革新等支援機関への相談は必須。事業計画書の作成や提出書類の準備、電子申請など手続きには時間がかかります。手間はかかりますが、貰える金額は大きいです。採択時や入金時の喜びは格別ですよ。 |
公式サイトのURL | https://jigyou-saikouchiku.go.jp |
ものづくり補助金
ものづくり補助金は、ものづくりやサービスの新事業を創出するための革新的な設備投資やサービスの開発、試作品の開発などを支援する補助金です。
生産プロセスの改善や、生産効率を高める設備投資も対象になる可能性があります。
対象経費 | 機械装置・システム費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用料、原材料費、外注費、知的財産権関連経費、(海外旅費、通訳・翻訳料、広告宣伝販売促進費)※( )はグローバル市場開拓枠のみ |
申請準備に必要な時間 | 2ヶ月〜 |
審査の難易度 | 高 |
佐藤からアドバイス | 製造業ならまず申請候補に入れておきたい補助金です。1,000万円前後の設備投資向きで、機械装置をドン!と導入するケースにも向いています。新しいサービスの創出時にも活用できます。競争率が高く、審査も厳しいので、準備には十分な時間が必要です。 |
公式サイトのURL | https://portal.monodukuri-hojo.jp |
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、新たな販路開拓・顧客開拓の取り組みを支援する補助金です。
新商品のリリースや既存商品の改良、売り方を工夫して販路を開拓する設備投資は対象になる可能性がありますね。
私自身もこの補助金の採択者です。▶︎詳しくはコチラ
対象経費 | 機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会 等を含む)、旅費、新商品開発費、資料購入費、雑役務費、借料、設備処分費、委託・外注費 |
申請準備に必要な時間 | 1.5ヶ月〜 |
審査の難易度 | 中 |
佐藤からアドバイス | 50万円から2〜300万円ほどの設備投資向けですね。初めての補助金申請にも最適です。広告宣伝費の使い勝手が良いです。申請準備は上記2補助金ほど大変ではありませんが、人気が高く、競争率も高いので、申請には万全の体制でのぞみましょう。 |
公式サイトのURL | https://s23.jizokukahojokin.info |
事業承継・引継ぎ補助金
事業承継やM&A、廃業をきっかけとして行われる新しい取り組みや、経営資源の引き継ぎを支援する補助金です。
経営者の高齢化問題や後継者問題の解決を応援する補助金ですね。「①経営革新事業」「②専門家活用事業」「③廃業・再チャレンジ事業」という3つの類型があります。審査の難易度は高めですね。
対象経費 | 店舗等借入費、設備費、原材料費、産業財産権等関連経費、謝金、旅費、マーケティング調査費、広報費、会場借料費、外注費、委託費、廃業費など(※申請する型によって対象経費は異なります) |
申請準備に必要な時間 | 2ヶ月〜 |
審査の難易度 | 中上級 |
佐藤からアドバイス | 事業承継の予定があればぜひ活用したい補助金です。認定支援機関に相談が必要な申請類型もあります。補助金額は50万円〜800万円(※申請類型によって異なる)。細かい要件や確認すべき事項も多いので、申請準備には十分時間をとりましょう。 |
公式サイトのURL | https://jsh.go.jp/r5h |
IT導入補助金
中小企業・小規模事業者のITツール導入を支援する補助金です。
名前のとおりITツールを導入するなら、まず検討したい補助金です。申請手順が他の補助金とは異なり、独特です。IT導入支援事業者が補助金申請から手続きまでサポートしてくれるのが特徴ですね。
対象経費 | 導入するITツールの費用等 |
申請準備に必要な時間 | 1.5ヶ月〜 |
審査の難易度 | 初中級 |
佐藤からアドバイス | 【導入したいITツールの目星をつける→ツールを取り扱う「IT支援事業者」に連絡→補助金申請から手続きまでサポートしてもらう】という他の補助金とは異なる独特な手順で申請します。業者は公式サイトの「IT導入支援事業者・ITツール検索」から探しましょう。計画内容に合わせて最適な類型で申請します。補助金額は数十万円〜450万円(※申請類型によって異なる)。 |
公式サイトのURL | https://it-shien.smrj.go.jp/search |
新規事業の採択率アップ必勝法
新規事業で補助金を取りたい社長様に5つの採択率アップ必勝法を伝授します。
補助金申請は時間も労力もかかる作業です。なんとなく進めると失敗してしまいます。戦略が必要ですよ。
確実に採択されたい社長様は必読です。
自社に最適な補助金を選ぶ
新規事業で補助金の採択率をアップさせる方法の1つ目は、自社に最適な補助金を選ぶことです。
「補助率の割合が高い」「もらえる金額が多そう」のように、支給条件だけで補助金を選ぶのはNGです。
補助金にはお金を支給する目的がありますから、あなたの計画がその支給目的と合っていることが最重要です。
例えば、既存事業の販路開拓をする事業者が、新規事業の立ち上げを支援する補助金に応募しても採択はされません。
審査員はプロですから、補助金の支給目的にあわない計画は確実に見抜いて、容赦なく不採択にします。
まずは最適な補助金を”真剣に”選ぶこと。選択を間違えないように注意してくださいね。
補助金の全体像を頭に叩きこむ
新規事業で補助金の採択率をアップさせる方法の2つ目は、補助金の”全体像”を頭に叩きこむことです。
補助金は、申請準備から入金までの道のりがとても長いです。大型の補助金だと1年半〜2年かかることもありますね。
全体像を理解していないと、「途中でこんな手続きがあるの?」「こんなに時間がかかるの!?」のように”想定外の事態”が次々に起こり続けることになります。
(補助金をまったく理解してなくて)思っていたよりも大変で、もらう前に諦める事業者も少なくはありません。
全体像がわかっていれば、先を見据えた準備もできて、入金までスムーズにたどり着けますよ。
申請準備でどんな対策や心構えが必要かは、以下の記事でもお伝えしています。必要であればお読みください。
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審査突破のプロが教える!補助金申請の7つの壁【採択・不採択は申請準備で決まる】
補助金申請の何が大変か把握しておきたい方向けの記事。補助金申請でつまずく方が多い7つの壁や、採択をつかむ申請準備の心得をご紹介しています。
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▶︎補助金申請の7つの壁【採択・不採択を分ける申請準備の心得】
将来プランをはっきりさせる
新規事業で補助金の採択率をアップさせる方法の3つ目は、将来プランをはっきりさせることです。
補助金に採択されるかどうかは、”申請した計画が良いものかどうか”にかかっています。
将来を見据え、独自の工夫を凝らし、競合との差別化や高収益なども追求して、事業プランのレベルを高めることが必要でしょう。
事業プランを高めることを検討しないのであれば、補助金獲得を諦める決断も必要ですよ。
審査を突破する事業計画書を作成する
新規事業で補助金の採択率をアップさせる方法の4つ目は、審査を突破する事業計画書を作成することです。
審査を突破するには、審査員が計画を見るポイントを見極めて、情報の見せ方を意識した事業計画書を作成することが必要です。
公募要領に記載されている「事業計画書に書くべき内容」や「審査項目」は熟読しましょう。
審査項目は補助金によって異なります。ですが、事業事業向けの補助金では、
- 既存事業と比べてどう新しいのか
- 新規事業の市場でどう勝ち抜くのか
- 高収益を獲得する戦略は?
という点は問われやすいです。しっかり説明できるようにしておきましょう。
自他ともに認める最高レベルの事業計画書を完成させてくださいね。
「想像以上に事業計画書の作成に時間がかかった」という事業者様が多いです。十分な時間を確保して臨みましょう。
専門家を味方につける
新規事業で補助金の採択率をアップさせる方法の5つ目は、専門家を味方につけることです。
大型の補助金や難易度の高い補助金は、自社だけで対応するのか難しいケースもあるでしょう。
人気の事業再構築補助金のように、専門家に相談することを「必須」にしている補助金もあります。
悩んだら、専門家の手を借りたほうがいいですよ。問題を解決する最適解を提示してくれます。
専門家の実力や得意分野、サポート内容をしっかり確認して、信頼できる専門家を頼りましょう。
身近にいない場合はご相談くださいね。お力になります。
以上、補助金が新規事業に最適な7つの理由|オススメ補助金と新規事業の採択率アップ必勝法をお伝えしました。
補助金は事業成長の可能性を引き出し、成し遂げたい事業の実現を後押してくれます。
貴社が補助金で採択され、事業をますます発展させていかれることを心より応援しています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
補助金の審査を突破する3つのプログラム
補助金の審査を突破する3つのプログラムをご用意しました。
- 不採択から抜け出したい
- 真剣に将来計画を考えたい
- 補助金をきっかけに資金繰りを改善したい
そんな想いも、会社信用ドットコムのプログラムなら叶います。
- 延べ7,000社以上を調査取材した元・調査員の経験
- 補助金の事業計画書の書き方指導で150件以上の実績
以上で蓄積したノウハウを詰め込んだ充実のプログラムです。
すべてに代表の佐藤が対応。全国対応や初回無料相談も受け付けています。
只今ご相談が殺到しておりまして、すぐにご対応できない場合があります。
先着順に対応しておりますので、お急ぎの方はお早めにご相談をお願いします。
本気の社長様からのご相談を心よりお待ちしております。
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事業再構築補助金・ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金の審査突破サポート
補助金の審査突破を3つの強力なプログラムでサポートします。事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金に対応。全国対応。初回無料相談を受付中。
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